いよいよ4月、桜も満開が近くなってきました。
特に生活上は何も変わらないんだけど、それでもワクワクウキウキしちゃうよね。
ここはひとつ、ガッツリ食べて春を祝おうじゃないか。
KorbFeld

やって来たのは熊谷市籠原南8丁目にあるパン屋さん「KorbFeld」です。
コルプフェルトと読みます。
この緑に囲まれたパン屋さんは珍しいドイツパンの専門店。

店内にはハード系のパンがゴロゴロで、惣菜パンや調理パンは少なめだけど、美味しそうなサンドイッチが幾つかあります。
イートインスペースもあります。
そして今回はこの時期限定のメニューを狙ってきました。
Aprilscherz

そのお目当てはコレ。
4月1日限定の「Aprilscherz」です。
アプリルシェルツと読みます。
どんな意味なのかな?
そしてずっしり重い紙袋には何が入ってるのかな?
せっかくなので、桜が咲き始めたウッドデッキで頂くことにしよう。

その正体は巨大なサンドイッチ!
そしてその中身は肉肉肉肉肉肉!!!!
幾層にも重なったその巨体、野菜の要素は申し訳程度のほんのチョビっと。
これがゲルマンサンドか・・・(汗)
ちなみにこの2倍の「アプリルシェルツ・ツヴァイ」や3倍の「アプリルシェルツ・ドライ」もあるとか。

ドイツでは4月1日にコレを食べ、一年の幸運と豊作と健康を祈るという伝統があるとのことです。
その際、大きければ大きいほどご利益があるということで、その家庭ごとで大きさを競うとか。
もちろんこの手のものとしては有りがちな「一回で全部食べ切る」のが大前提。
日本で言う恵方巻きみたいなものか。
にしてもこのデカさを一回で食べきるだって!?

さすがにこれ、齧り付くにはデカすぎる。
顎関節を外しても縦に喰うのは無理だわなぁ。
となると順番に上から食べていくしか無さそうだ。
見てみるとサンドイッチの具は8種類。
それじゃあ早速頂きましょう。
ロースハム


まずはロースハム。
こりゃあ上等なハムだな。
香り、味、共にしっかりしているぞ。
パンにうっすらと塗ってあるのはカラシバターかな?
このじっくりした旨味、オーディーンもご照覧あれ。
鴨のパストラミ


これは鴨のパストラミですな。
野性味あふれる肉の旨味に香辛料の刺激がたまらない。
そして強烈な燻製の香りがガツンと鼻に抜ける。
そして厚みのある肉はしっかり食べごたえがある。
んんん~、こりゃあ美味いな!
この部分だけお替わりが欲しいぜ。
ソーセージ&チーズ


サンドイッチにソーセージ?
いや、でもドイツだしね、ソーセージは欠かせないよ。
ピリッとしたソーセージにチーズが載せられている。
ジャンクでハードでボリューム満点だ。
豪快にかぶり付いて肉汁で口と手を濡らそう。
生ハム


薄い生ハムは塩気があってパンに良く合うね。
生特有のネットリ感が艶めかしい。
そしてそれを噛みちぎる時の食感はなんとも言えない快感。
パンには何も塗ってないけど、生ハムを味わうにはそれが一番あっている。
ワインが欲しいところだな。
飲めないけど。
ボロニアハム


これはボロニアハムとかビアソーセージとか言うものかな?
けっこう刺激的なピリッと感があるね。
これもしっかり味付きなのでパンには何も塗られていない。
うんうん、美味い、美味いな。
きっとビールに合うに違いない。
飲めないけど。
生ベーコン


ベーコンって生で食べて大丈夫なんだっけ?
まあ、これに入ってるからには生でも大丈夫なベーコンなんだろうけど。
で、これがまた強烈なスモークの薫り!
ベーコンの旨味と燻製の薫りで壮絶に美味い!
指に鼻に口に脳に、容赦なく襲いかかるベーコンの味と薫りは最高だぜ。
画像を見るだけで体中があの燻製の匂いに包まれるようだ。
生ベーコン、生ベーコン!
生肉を喰うとダイレクトに生きてるって実感できる。
ハーブチキン


これはソミュール液に付けたチキンみたいだ。
しっとりとした塩味にハーブが薫る。
そして厚めに切られたチキンもしっとり旨々。
コンビーフ


コンビーフが入っているとは嬉しいな。
自家製っぽいコンビーフの味付けはガーリックバター。
その脂と味は背徳的でこってりねっとり美味い。
ふう、ご馳走さまでした。
いや~、これだけの肉肉肉サンドを食べたのは初めてだよ。
パンはそれほどハードじゃなくて食べやすいけど、密度が高いのでかなりお腹にたまる。
そのうえ、これだけの肉肉にだからね。
見た目以上の凄まじいボリュームだったな。
そして最高に美味い!
特に生ベーコンと鴨のパストラミが最高だったね。
これを食べきった俺は無敵のゲルマン魂を宿したと言っても過言じゃあないだろう。
それにしても美味かったなぁ!
でもこれ4月1日限定だからなぁ、また来年まで待つしか無いかぁ~