さて、今年最後のめしばなといこうか。
2014年最後のネタは・・・うん、これで決まりだ。
やって来たのは巨大ハンバーグでお馴染み、藤岡の「鶴商文庫」です。
肉食獣の聖地として年に1回以上の巡礼が義務付けられております。
さて、今日は何にしようかな?
パスタやカレーは気になるけど、ここに来たらやっぱりハンバーグを食べたいところ。
う~ん、どれにするか悩むところだけど・・・今日は寒いから「煮込ハンバ~グ」でいくか。
ハンバーグは単品なのでライスも一緒に注文だ。
待っている間は漫画を読んでいよう。
今回も食べ物漫画の巨匠、土山しげる御大の「食キング」だ。
滅茶苦茶でぶっ飛んだノリは相変わらず熱すぎる。
さあ、来ました来ました。
「煮込ハンバ~グ」、要するにハンバーググラタンです。
この楕円形の皿いっぱいにハンバーグが詰まっており、そこにトマトソース、ホワイトソース、そしてチーズが乗って焼かれています。
画像ではイマイチ伝わらないけど、かなりのインパクト。
ちなみに付け合せは潔くも何もなし。
ご飯は山盛り。
これまたスゴイ量だな!
でもこれで普通盛りなんだ。
それじゃあ頂きましょう。
かぁぁ、相変わらずデカイな!
かぁぁ、相変わらず美味いな!
久しぶりの鶴商バーグ、身も心もトロトロになっちゃう。
ハンバーグは赤身系であまり混ぜ物が無いタイプ。
だから見ての通りのボリュームでも嫌味なくバクバク食べられる。
食べても食べても減らないぜ。
一般的に言ってハンバーグとグラタンはあまり相性は良くないと思う。
お互いの良さを打ち消し合っちゃうんだよね。
でも何だな、これ、こんなに美味かったっけ?
ハンバーグ、トマトソース、ホワイトソース、そしてチーズ。
4者がそれぞれに自己主張しながらも、それは決して他の味を消さず、それどころか相手の良さをさらに引き立たせてるような感じだ。
その味の混ざり具合が絶妙なんだよね。
個性的な素材の全てが調和して美しく味がまとまっている。
特にトマトソースが他の3者の手綱をしっかり制御して、バランサーとして良い仕事をしているな。
そのまま食べても良し。
ご飯と一緒に食べても良し。
一人で静かに豊かに黙々と食べ続けるハンバーグワールド。
ああ、幸せだ。
こんなにコテコテギトギトっぽいのに、最初の一口から最後の一口まで、美味しく飽きずに食べられたよ。
これはすごいことだ。
いつもならこういうのを食べ終わった後は口の中をさっぱりさせたくて「コーラ飲みてぇ」「アイス喰いてぇ」ってなるのに、今回は全然そんなことは思わなかった。
それどころか口の中に残る余韻を噛み締めながら帰ったよ。
ふう、ご馳走様でした。
大満腹大満足です。
しかしなんだな、俺は今までとんでもない思い違いをしていたのかもしれない。
ここのハンバーグって「ガツンと」とか「豪快に」とかいう、どちらかと言えば大雑把な料理だと思っていた。
でも今日の煮込ハンバ~グの絶妙な味のバランスはどうだ?
これはもの凄く繊細で危ういバランスの上に成り立っているリスクのある食べ物なんじゃないのか?
これまでに何度も来て食べている鶴商バーグを食べてこんな想いが湧くとは驚きであり喜びだ。
どんなことでも「一期一会」「温故知新」なんだなぁ。
過去の記事
群馬県藤岡市本郷「鶴商文庫」のメンチカツ定食 (2014-01-06)
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