日記

おかえりなさい、小惑星探査機「はやぶさ」

とうとう今夜、長い長い7年間の旅路を終え、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰ってきます。
13日深夜、大気圏に突入する予定です。
しかし、帰ってくるといっても地表に帰れるのはカプセルだけ。
本体は大気圏突入後にバラバラになり燃え尽きてしまいます。


あまり盛り上がらないこの話題ですが、実は世界的な快挙なんです。
どれくらい凄いかっていうと、地球以外の天体に接触して帰ってきた探査機はアポロ以外ではこれが初めてってこと。
月と地球の距離が約38万km、対して小惑星イトカワまでは2億8824万km
なんと距離にして月の750倍のところまで行って、しかも帰ってきちゃうんです。
もちろん人が乗っているのっていないの違いはありますが、これは本当に凄いこと。
その他、数々の世界初を成し遂げています。


また、月の直径が3474kmなのに対し、イトカワはわずか直径330m
そんな小さな小惑星に着陸して帰ってくるなんて只者じゃない。
だから国際宇宙学会では大騒ぎで「アポロやガガーリンと同じくらい凄い」って絶賛してるそうです。
そして今日のGoogleのロゴは・・・せっかくですので、ロゴをクリックしてみてください。


ちなみにJAXAの予算はNASAのわずか1/10
少ない予算でこれだけの事が出来る日本の技術力は凄い!


帰ってくるカプセルには小惑星イトカワの試料が入ってる可能性があります。
試料収集は失敗している可能性が高いようですが「もしかしたらちょっとは入ってるかも?」と期待されています。
せっかく帰ってくるのですから、ちょっとは入ってて欲しいですね。
なお、カプセルにはバクテリアなどの地球外生命体が入っている可能性はゼロではないので、回収後は厳重に保管されて持ち帰られます。


この「はやぶさ」の先の先を考えた設計も、過去の色々な経験からきています。
不見識な人はその経験を「失敗」と言って捨てますけど、「失敗は成功の母」と言う言葉どおり、何事もとうてい一朝一夕で成せるものではありません。
地味な基礎研究と膨大な失敗の積み重ねの上にやっと一つの成功があるものです。
これまで幾度となく危機を乗り越えてきた関係者の創意工夫と情熱と努力に心からの敬意を表したいと思います。


また、宇宙開発は後から参入して他国に追いつける分野ではありません。
都合よく後から「俺も入れてくれない?」と言っても相手にしてもらえるわけがありません。
汗をかかずに成果だけ欲しがるのは愚の骨頂です。
そこらへんをよーーーーく、おエラい政治家の方々には考えて欲しいものです。


大気圏突入は日本時間13日午後10時50分ごろになります。
地表に帰ってくるカプセルはオーストラリア南部のウーメラ近くの砂漠に落ちる見込み。
インターネットでも中継される予定です。
http://hayabusa.jaxa.jp/live/
http://airborne.seti.org/hayabusa/
全世界からアクセスが殺到しているため、見るにはかなりの運が必要でしょう。


そして最後のチャレンジも!
「はやぶさ」大気圏突入前、地球撮影に挑戦
最後の力を振り絞り、その目で故郷の地球を見てくれ!
がんばれ、はやぶさ!





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