ばかやろう!慎重だとかセーフティだとか、そんな戦いに何の意味があるんだ!
戦いっていうのはなぁ、魂と身体を全力でぶつけるものなんだよ!リスクや失敗したときのことを恐れたらいけないものなんだよ!
とはいえ、そんなことを言葉で言ってもお前らの心には届かないだろう。どうやらここは俺の戦いの話をする流れのようだな・・・
ある日のこと、コロナでなかなか会えなかったブラザーからの連絡があった。
「女王の案件だ」
俺はフロリダでの長期バカンスを切り上げて帰国した。
戦いの場は坂戸市にっさい花みず木2丁目、坂戸西IC下り入口交差点にある「三代目蝦夷」だ。
666・・・獣の数字・・・
食に飢えた参加者は以下の通り。
くいしんぼ ブログ ランチ
食兄弟、肉朋友であるくいしんぼさんが今回の発起人。
女王みちさんは私がこれまでに目にした人のなかで最強の胃袋の持ち主。
どんな食べ物をどんな量でも美味しそうに楽しそうに嬉しそうに食す。
「彼女の苦悶の表情を一度は見てみたい」とくいしんぼさんと常々願っている。
食べて埼玉
今回は「食べて埼玉」のコマシさんも参加とのこと。
初めてお目にかかります。
記事を見る限り、かなりの胃袋戦闘力を持っているのは確実だ。
全員揃ってメニューをチェック。
ここは他の蝦夷とは違って強烈なデカ盛りはないようだ。
と言っても普通の店から見たら十分にデカ盛りであることは間違いない。
特にこの「からあげセット」はそれだけでデカ盛り唐揚げ定食になるという話だ。
そんなメニューの中で唯一明確にデカ盛りなのは「からあげ焼肉丼」の”ちょい増し”だ。
ただでさえデカ盛りのからあげ焼肉丼、それがちょい増し?
”ちょい”の言葉に騙されてはいけない。
+850円が意味するものを考えれば答えは自ずと導き出される。
そうそうたる面々のなか、俺は考えた。
「ちょい増しなんて喰えるわけがない」
「かといってラーメンやチャーハンでお茶を濁すのもカッコワルイ」
「ここはなんとか食べ切れそうなからあげ焼肉丼のノーマルでいこうじゃないか」
「みちさんとコマシさんはちょい増しでいくだろうからそれを高みの見物といこう」
今の自分のチカラでギリギリ安全なところを攻めてメンツを保とう。
からあげ焼肉丼が来た。
大きなラーメン丼にごってり焼き肉と巨大唐揚げ3個、その下にはみっちりと白飯が詰まっているというデンジャラスなブツだ。
最近ではこんなデカ盛りを食べる機会はないため、精神的にも胃袋的にも全く余裕はない。
ギリギリ安全だなんてことは断じて無い。
しかし「あら、こんなもの?これならちょい増しでもいけたかしら?」なんて涼しい顔をしておく俺。
脂汗がにじみ出ている俺の隣に、みちさんとコマシさんがオーダーしたからあげ焼肉丼のちょい増しが着丼。
絶句of絶句、画像ではイマイチ伝わらないが、俺のからあげ焼肉丼の倍はあろうかというボリューム!
聞けば総重量3kg、あんなのが胃袋に入るのか!?
みちさんは余裕で完食するだろうがコマシさんはどうだ?
いや、入るわけがない、喰えるわけがない。
その時、俺の心の中の悪魔が舌を出した。
余裕ぶっこいて安易にデカ盛りを頼んだ愚かさを噛みしめるがいい・・・
他人のことは置いておいて、とにもかくにも自分の丼を空にしなければなるまい。
まずは唐揚げ。
揚げたてパリッパリでジューシーな肉汁が吹き出す唐揚げは他の店の2~3倍はあろうかという大きさ。
味もしっかり付けられていて美味い。
ワイルドな焼き肉も食べ応えあり。
タレがご飯に染みていい感じ。
これでガンガン白飯を攻略していくぜ!
マヨと一緒に食べるとジャンクウマウマ。
白飯消費に拍車が掛かる。
更に胡椒をかけるとブースト点火。
なんとか無理して作った涼しい顔を崩すことなく完食。
もちろん、家を出るときに妻に「夕食は食べられない」と言ってある。
なお、翌日の朝食も食べられなかった。
隣のコマシさんは必死に食べている。
半分まで食べたものの、その後はペースが落ちているようだ。
さすがのコマシさんも苦戦しているな。
あのペースでは完食はおぼつかないだろう。
馬鹿なやつだ、無理して苦しい思いをするよりも安心安全の道を歩けばいいのに。
失敗したらカッコワルイじゃないか。
俺は彼に声をかけた。
「やめておけよ、今ならまだ間に合うぜ、無理はするな」
ドンガラガッシャーン!!!
その時、ベンガル虎も泣いて逃げだすようなくいしんぼさんの太い腕が俺の顔面を捉えた。
そして俺の身体は店の壁に叩きつけられた。
「ダニエルよ、チャレンジしているものの魂に水を差すものではない」
「見ろ、彼の箸は止まってはいない」
「ならば魂も折れてはいないということだ」
薄れゆく意識の中みると、確かにペースは落ちているものの、彼の箸は止まらない。
キツそうに、でも美味しそうに巨大な丼を攻撃し続けている。
馬鹿な・・・どう見ても限界だぞ・・・失敗したら恥ずかしいじゃないか・・・
デヤァァァァァァァァ!!!!!!
店内に響く裂帛の気合とともに最後の唐揚げは彼の口の中に消えた。
皆の見ている前で巨大な丼は空になったのだ。
食べ終わったコマシさんの顔は見事に晴れ渡っていた。
「いやぁ、この限界ギリギリのチャレンジが好きなんです、楽しいんです」
なんという素直で純粋な言葉。
その曇りのない爽やかな笑顔をみたとき、俺のちっぽけで卑屈なプライドは砕け散り、瞳には涙が浮かんだ。
そうだ、チャレンジとは限界に挑戦することだ。
いつしか俺は年齢や体調を言い訳にして失敗を恐れ、目標を低く見積もるようになっていた。
しかし限界を超えた超えなかったはただの結果であり、そのチャレンジスピリットこそが尊いのだ。
いつでもどんなときも、今の自分を超える目標を持って生きていきたい。
その大切なことを彼から教わったのだ。
完
ということでくいしんぼさん、みちさん、コマシさん、お疲れ様でした。
初めてお会いしたコマシさんは爽やか丁寧な好男児で思わず惚れそうになってしまいました。
完食後の言葉には感動しました。
そしてかりんと饅頭、美味しすぎて妻と娘に大量に喰われてしまいました(涙)
みちさんは相変わらず美味しそうに楽しそうに淡々とあっさり完食。
家に帰っておやつも普通に食べていたそうです。
だれか彼女を倒す物か者を教えてください・・・
くいしんぼさん、今回の企画をたてていただいてありがとうございました。
衰えたとか若者に道を譲るとか言ってましたが、唐揚げセットをしっかり余裕で完食してたじゃないですかぁ?ニヤニヤ
また楽しい美味しいお食事会をいたしましょう。
みなさん、ありがとうございました。
戦いっていうのはなぁ、魂と身体を全力でぶつけるものなんだよ!リスクや失敗したときのことを恐れたらいけないものなんだよ!
とはいえ、そんなことを言葉で言ってもお前らの心には届かないだろう。どうやらここは俺の戦いの話をする流れのようだな・・・
坂戸市にっさい花みず木2丁目「三代目蝦夷」
ある日のこと、コロナでなかなか会えなかったブラザーからの連絡があった。
「女王の案件だ」
俺はフロリダでの長期バカンスを切り上げて帰国した。
戦いの場は坂戸市にっさい花みず木2丁目、坂戸西IC下り入口交差点にある「三代目蝦夷」だ。
参加者
この日は令和6年6月6日。666・・・獣の数字・・・
食に飢えた参加者は以下の通り。
くいしんぼさん家族
くいしんぼ ブログ ランチ
くいしんぼブログさんのブログです。最近の記事は「三代目蝦夷 からあげ焼ちょい増し コマシさん ダニエルさん 打倒みちさん デカ盛り(画像あり)」です。
くいしんぼ ブログ ランチ
食兄弟、肉朋友であるくいしんぼさんが今回の発起人。
女王みちさん
“みちさん” の検索結果 | カゴハラネット|籠原・熊谷・深谷のグルメ情報|埼玉県
籠原、熊谷、深谷あたりの埼玉県北部を中心におすすめランチ・グルメ・地域情報などをゆるゆると発信中です。
女王みちさんは私がこれまでに目にした人のなかで最強の胃袋の持ち主。
どんな食べ物をどんな量でも美味しそうに楽しそうに嬉しそうに食す。
「彼女の苦悶の表情を一度は見てみたい」とくいしんぼさんと常々願っている。
コマシさん
食べて埼玉
埼玉グルメ食べ歩きを中心に発信する地域ブログ
食べて埼玉
今回は「食べて埼玉」のコマシさんも参加とのこと。
初めてお目にかかります。
記事を見る限り、かなりの胃袋戦闘力を持っているのは確実だ。
メニュー
全員揃ってメニューをチェック。
ここは他の蝦夷とは違って強烈なデカ盛りはないようだ。
と言っても普通の店から見たら十分にデカ盛りであることは間違いない。
特にこの「からあげセット」はそれだけでデカ盛り唐揚げ定食になるという話だ。
そんなメニューの中で唯一明確にデカ盛りなのは「からあげ焼肉丼」の”ちょい増し”だ。
ただでさえデカ盛りのからあげ焼肉丼、それがちょい増し?
”ちょい”の言葉に騙されてはいけない。
+850円が意味するものを考えれば答えは自ずと導き出される。
そうそうたる面々のなか、俺は考えた。
「ちょい増しなんて喰えるわけがない」
「かといってラーメンやチャーハンでお茶を濁すのもカッコワルイ」
「ここはなんとか食べ切れそうなからあげ焼肉丼のノーマルでいこうじゃないか」
「みちさんとコマシさんはちょい増しでいくだろうからそれを高みの見物といこう」
今の自分のチカラでギリギリ安全なところを攻めてメンツを保とう。
からあげ焼肉丼
からあげ焼肉丼が来た。
大きなラーメン丼にごってり焼き肉と巨大唐揚げ3個、その下にはみっちりと白飯が詰まっているというデンジャラスなブツだ。
最近ではこんなデカ盛りを食べる機会はないため、精神的にも胃袋的にも全く余裕はない。
ギリギリ安全だなんてことは断じて無い。
しかし「あら、こんなもの?これならちょい増しでもいけたかしら?」なんて涼しい顔をしておく俺。
からあげ焼肉丼”ちょい増し”
脂汗がにじみ出ている俺の隣に、みちさんとコマシさんがオーダーしたからあげ焼肉丼のちょい増しが着丼。
絶句of絶句、画像ではイマイチ伝わらないが、俺のからあげ焼肉丼の倍はあろうかというボリューム!
聞けば総重量3kg、あんなのが胃袋に入るのか!?
みちさんは余裕で完食するだろうがコマシさんはどうだ?
いや、入るわけがない、喰えるわけがない。
その時、俺の心の中の悪魔が舌を出した。
余裕ぶっこいて安易にデカ盛りを頼んだ愚かさを噛みしめるがいい・・・
他人のことは置いておいて、とにもかくにも自分の丼を空にしなければなるまい。
まずは唐揚げ。
揚げたてパリッパリでジューシーな肉汁が吹き出す唐揚げは他の店の2~3倍はあろうかという大きさ。
味もしっかり付けられていて美味い。
ワイルドな焼き肉も食べ応えあり。
タレがご飯に染みていい感じ。
これでガンガン白飯を攻略していくぜ!
マヨと一緒に食べるとジャンクウマウマ。
白飯消費に拍車が掛かる。
更に胡椒をかけるとブースト点火。
なんとか無理して作った涼しい顔を崩すことなく完食。
もちろん、家を出るときに妻に「夕食は食べられない」と言ってある。
なお、翌日の朝食も食べられなかった。
隣のコマシさんは必死に食べている。
半分まで食べたものの、その後はペースが落ちているようだ。
さすがのコマシさんも苦戦しているな。
あのペースでは完食はおぼつかないだろう。
馬鹿なやつだ、無理して苦しい思いをするよりも安心安全の道を歩けばいいのに。
失敗したらカッコワルイじゃないか。
俺は彼に声をかけた。
「やめておけよ、今ならまだ間に合うぜ、無理はするな」
ドンガラガッシャーン!!!
その時、ベンガル虎も泣いて逃げだすようなくいしんぼさんの太い腕が俺の顔面を捉えた。
そして俺の身体は店の壁に叩きつけられた。
「ダニエルよ、チャレンジしているものの魂に水を差すものではない」
「見ろ、彼の箸は止まってはいない」
「ならば魂も折れてはいないということだ」
薄れゆく意識の中みると、確かにペースは落ちているものの、彼の箸は止まらない。
キツそうに、でも美味しそうに巨大な丼を攻撃し続けている。
馬鹿な・・・どう見ても限界だぞ・・・失敗したら恥ずかしいじゃないか・・・
デヤァァァァァァァァ!!!!!!
店内に響く裂帛の気合とともに最後の唐揚げは彼の口の中に消えた。
皆の見ている前で巨大な丼は空になったのだ。
食べ終わったコマシさんの顔は見事に晴れ渡っていた。
「いやぁ、この限界ギリギリのチャレンジが好きなんです、楽しいんです」
なんという素直で純粋な言葉。
その曇りのない爽やかな笑顔をみたとき、俺のちっぽけで卑屈なプライドは砕け散り、瞳には涙が浮かんだ。
そうだ、チャレンジとは限界に挑戦することだ。
いつしか俺は年齢や体調を言い訳にして失敗を恐れ、目標を低く見積もるようになっていた。
しかし限界を超えた超えなかったはただの結果であり、そのチャレンジスピリットこそが尊いのだ。
いつでもどんなときも、今の自分を超える目標を持って生きていきたい。
その大切なことを彼から教わったのだ。
完
ということでくいしんぼさん、みちさん、コマシさん、お疲れ様でした。
初めてお会いしたコマシさんは爽やか丁寧な好男児で思わず惚れそうになってしまいました。
完食後の言葉には感動しました。
そしてかりんと饅頭、美味しすぎて妻と娘に大量に喰われてしまいました(涙)
みちさんは相変わらず美味しそうに楽しそうに淡々とあっさり完食。
家に帰っておやつも普通に食べていたそうです。
だれか彼女を倒す物か者を教えてください・・・
くいしんぼさん、今回の企画をたてていただいてありがとうございました。
衰えたとか若者に道を譲るとか言ってましたが、唐揚げセットをしっかり余裕で完食してたじゃないですかぁ?ニヤニヤ
また楽しい美味しいお食事会をいたしましょう。
みなさん、ありがとうございました。
くいしんぼさんの記事
『三代目蝦夷 からあげ焼ちょい増し コマシさん ダニエルさん 打倒みちさん デカ盛り』
歴史に残る合戦が昨日、坂戸市にて開かれた。戦場は、三代目蝦夷 謎の女子 みちさん何度も大食い勝負を挑みましたが、一度も勝てません。勝てない、というか、勝負に…
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