今日はみんな大好きなカツ丼のネタ。
20年以上も夢見てきた憧れのソースカツ丼をようやく食べることが出来ました。
そしてこのソースカツ丼は元祖ソースカツ丼、100年もの歴史がある一品であります。
突然ですが「B級グルメ」って言葉、いつ知りましたか?
「B-1グランプリ」とかで一般に流行ったのは10年位前からかな?
今ではごく普通に使われる言葉ですよね。
私が知ったのはコレを見てから。
文藝春秋のB級グルメ本シリーズです。
一番古いのは30年位前に出ています。
その中で一番のお気に入りがこの「ベストオブ丼」です。
日本全国の美味しそうな各種丼がフルカラーで掲載されており、今でも見るだけでヨダレが湧いて出るという罪深き本。
甘辛タレで卵とじのカツ丼しか知らなかった当時の私。
もちろんネットなど無い時代、身の回りの情報量は今と比べて圧倒的に少ない。
そのカツ丼に色々な種類があることを知ったのがこの本だったっけ。
コレを読んだ数年後、新宿の王ろじで「とん丼」を食べて感激したのを今でも覚えているよ。
カツ丼以外にも天丼、焼き鳥丼、うな丼、海鮮丼など、とにかくもう色々な丼が目白押し。
つるかめ食堂にも食べに行ったっけな。
まだあるのかな?
その中でも食べてみたいと思っていたのがコレ。
日本のソースカツ丼の元祖と言われるヨーロッパ軒のミックスカツ丼です。
でもお店が在るのは福井、あまりに遠すぎます。
でも先日、たまたま福井に行く機会がありました。
千載一遇のチャンス!
本当は総本店に行きたかったんだけど、スケジュールの都合上、総本店直営である「ヨーロッパ軒 幾久店」に行ってきました。
ちなみにヨーロッパ軒は福井に20店舗ほどあり、直営店や支店や分店など、営業形態が分かれているようです。
ここはテイクアウトがメインのお店のようです。
でも店内で食べられるスペースも有りますので、せっかくなので店内で頂きましょう。
メニューをチェック。
まずは名物ソースカツ丼からだね。
基本的に「カツ」「エビフライ」「メンチカツ」「牛カツ」の4種類があるみたい。
それらを組み合わせてカツ丼を構成するわけだね。
洋食メニューもいろいろ。
ビーフステーキにポークチャップ、オムレツにハンバーグステーキ。
カレーやヤキメシなんかもあるのか。
ううう、どれも食べてみたいぞ。
カキの季節でもあるのでこんなものも。
カツとカキのミックス丼なんてのもいい感じだ。
散々迷った挙句、「3種盛スペシャルカツ丼」をチョイス。
味噌汁は無しで漬物がつきます。
それとあっちはお茶が汁物代わりなのかな?
他の店でもこうやって出てきたんだよね。
「席についたらまずお茶が出てくる」というのに慣れた身からすると不思議な感じ。
さあ、憧れのカツ丼、じっくり楽しみましょう。
まずは主役であるカツから頂きましょう。
カツは薄くスライスされた豚肉。
モモ肉なのかな?
カツはとても細かいパン粉で揚げられており、ソースで濡れながらもサックリしている。
ソースはややスパイシーながらも旨味のあるウスターソース。
甘味は皆無、酸味も少なく、とても食べやすくて美味しい。
一口一口、じっくりと味わいながら食べていく。
続いてメンチカツも。
これも薄め。
でもしっかり旨味がある。
いい肉使ってますな。
細かいパン粉と特製ソースがこれにも良く合う。
目、舌、鼻、胃、脳、すべてを駆使し、旨味を一滴たりとも零さぬように受けとめる。
嗚呼、至福の時にて候。
そしてエビフライ。
開いてあるエビフライって初めて見たな。
そしてご飯にまぶされたソースが美味いこと美味いこと。
これだけでご飯が進むよ!
はぁ~、ご馳走様でした。
美味かった、実に美味かった。
一心不乱に食べちゃったよ。
憧れのソースカツ丼を食べられて感無量です。
このソースカツ丼、大正2年(1913年)に初めて作ったというから、100年以上の歴史がある一品。
ちなみに大正2年って徳川慶喜が亡くなった年なんだって。
改めて歴史を感じますなぁ。
さて、あとは岡山のデミグラスソースカツ丼をいつか食べに行かないとな。
コメント