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行田市利根大堰「大堰自然の観察室」の鮭の遡上2011

投稿日:2011年11月26日 更新日:

ばかやろう!
「頑張っても無意味」「ほどほどでやめとけよ」「努力なんて報われない」だと!?
お前らは今までに全力で何に挑戦した事はあるのか!
あるのならそんな言葉は出てこないはずだ!
だがしかし、俺も昔は似たようなものだった。
どうやらここは俺の体験を語って聞かせたほうがいいようだな。



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それはある秋の日のことだった。
何をやっても上手く行かずに失敗ばかりの人生にうんざりしていた俺は、特に目的もなくブラブラと利根川沿いを自転車で走っていた。


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そして通りかかった利根大堰で「大堰自然の観察室」を発見した。
「どうせ暇なんだ、寄っていくか」と、階段を降りていく。


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そこでは社会科見学の小学生たちがいた。
「わぁ~、すげぇ!」
「鮭、来るかなぁ?」
「あ、小さい魚がいるよ!」
「こっち、こっち!」
「先生、この魚は何?」


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その時、一匹の鮭が観察窓の前を通って行った。


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それを見た一人の小学生が俺に話しかけてきた。
「こんなに早い流れを登るなんて、鮭ってスゴイですね!!」
ひねくれ者の俺はこう言ってやった。
「鮭はな、遡上した所で死んじまうんだ。
そんなことも知らねーで頑張ってるんだからおめでたいな!
こんなふうに一所懸命頑張っても無駄なんだよ!
どうせ無駄なんだったら頑張らねーで楽したほうがいいわな。
それが現代社会を生きていくコツだよ、ガハハハハ!!!」



その時、近くにいた引率の先生の目が光った。
そしてその丸太のような豪腕から放たれたパンチが俺の顎をとらえた。
ドグワシャーーーーーーーン!!!!
吹き飛ばされて壁に叩きつけられた俺は、薄れゆく意識の中で先生の声を聞いた。


salmo
「鮭は遡上して死ぬ。
確かに行き着く先は死かも知れない。
しかし、その魂は次の世代へと受け継がれていくのだ。
命を削り、魂を燃やし、鮭は激流を登る。
それは死に向かって上っているのではなく、生に向かって上っているということなんだ。
おそらく、すべてをやりきった鮭は満足して死ぬことだろう。
全力で物事をやりきって死ぬのと、何も成し遂げないで死ぬのとでは意味が違う。
お前にもそんな何かが必ずあるはずだ。」





その言葉で俺は目が覚めた。
今まで何をやっても上手くいかないのは当たり前だった。
それはロクに努力をせずにどんなことでもすぐに諦めていたからだ。
そして「へっ、どんなに頑張ったって才能ある奴には勝てねーよ」などと、自分に言い訳する毎日だったのだ。


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観察室から出て見上げた空はどこまでも蒼く高く澄み切っていた。
その青空に上っていくグライダーのように、俺の心も高く飛び立ったのである。


完





・・・というわけで、今年も利根大堰の鮭の溯上を見に行って参りました。
去年はちょっと時期を外していたために一匹も見れなかったので、今年は溯上のピークと思われる11月半ば過ぎに行きました。
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結果として、約40分の滞在で3匹見ることが出来ました。
しかし、思った以上の遡上スピードのため、写真や動画に撮れたのは1匹だけ。
あの激流の中、よくもあんなに速く登れるもんだな!



以前の記事
行田市利根大堰「大堰自然の観察室」で鮭の遡上の見学
https://kagohara.net/2010/12/7136.htm


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ダニエルさん

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