深谷市本住町「黒んぼ食堂」のチキンカツカレーとオムライス

移転しました

昨日紹介した「第10回深谷宿ミステリツアー」、道程は6kmくらいあります。
ゆっくり歩いたり寄り道したりすると、約2時間ほどの旅となります。
となるとその前に腹ごしらえをしなければなるまい。

というわけでちょっとミステリーツアーのルートから外れて深谷市本住町の「黒んぼ食堂」でお昼とします。
ここは深谷では老舗の洋食屋さん。
昭和36年創業だそうです。

お洒落な店内に入り、味のあるメニューを見ます。
「野菜ベーコン卵カレー」「ほうれん草トマト卵カレー」「チキンカツカレー」などのカレー数種類、「メンチカツ定食」「黒酢の酢豚定食」「ビーフシチュー定食」などの定食が数種類、それにオムライス、ナポリタン、ドライカレーなどがあります。
むむむ、どれも美味そうだ、悩むぞこりゃ。
迷っているうちにお客さんが続々と来店してきます。
こりゃウカウカしてられない。
よし、「チキンカツカレー」と「オムライス」でいこう。
オムライスのほうはデザートとお茶が付くセットで！

さてさて料理がやってきました。
これがチキンカツカレー。
大きなお皿の上にチキンカツ、オムレツ、サラダが載っています。
その下にはご飯で、カレーは別椀できます。

メニューに「ダブルカツ」と書いてある通り、写真では確認しづらいですが、チキンカツは2枚です。
写真で見えるチキンカツがもう一枚、下にあるわけです。
てっきり小さめのササミカツでも載っているのかと思いきや、しっかりフルサイズ！
どう考えてもチキンカツが主役で、おまけがご飯って感じです。
チキンカツはさっくり揚っていて、口当たりはかなりソフト。

カレーソースをかけてもよし、付属の特製ソースをかけてもよし。
軟らかくて食べやすいが、2枚あるとかなりのボリュームです。
食べても食べても下のご飯にたどり着けない(汗)

カレーはいろいろな味が混ざった、なんと表現していいかわからない味。
スパイシーだけどインド系ではないし、コクはあるけど欧州系でもない。
醤油っぽい風味でもある気がする。
辛いことは辛いが、後を引くような辛さではない。
食べるとじわっと汗が吹き出るが、これも後には引かない。
こんなカレーは食べたことないぞ！？
チキンカツにかけて食べると風味が良く引き立つ。
やはりチキンカツが主役だと確信する。
美味い！
そしてボリューム満点だ。
これで850円、値段設定を間違っているような気がする。

こちらはオムライス。
美しいオムライスにサラダと唐揚げ、ししとう揚げが付きます。
唐揚げにはカレー風味の塩が付属します。

見事にふんわりしたオムレツ、その下にはしっとりしたチキンライス。
スプーンでオムレツとチキンライスを同時にすくって口に入れると、チキンライスの食感しかない。
オムレツの食感はまるで無し！
口の中で何の抵抗もなくとろけています。
でも、もちろんオムレツの風味はある。
半熟だからといってドロドロでもないし、フワフワだからといって味はしっかりある。
濃厚にしてふわとろ、こりゃすごいな！
980円なり。

こちらはセットで付属の杏仁豆腐。
見た目はそのまんま豆腐。
レンゲですくうときは硬めだと感じたが、食べてみると非常に滑らかで、口の中で見事に溶ける。
カレーのスパイスの風味が口の中から見事に消える。
素晴らしい！
これも見た目以上に量があります。
単品で450円ですが、各種料理には+500円で「お好みのお茶と杏仁豆腐」のセットにできます。
セットのほうが断然お得。

こちらはセットのお茶。
選んだのは「茉莉龍珠(まりりゅうしゅ)」というお茶で、「日乞い雨乞いに使う宝物ドラゴンボールの名を冠したジャスミン茶」だそうです。
砂時計の砂が落ちるころが飲み頃。
やわらかなジャスミンの香りが心地よい。
一口飲んでみると、薫り高く軟らかいお茶が口の中に広がります。
軟らかい水で美味しいなぁ！

はぁ～、ご馳走様でした。
大満足でした。
今度はデミソース系を試してみたいな。
腹ごしらえが終わった我々は、ミステリーツアーの続きに旅立つことにします。

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