昨日は土用の丑の日。
私は根性が曲がっておりますので、こういう「~を食べる日」というのは基本的にキライ。
鰻も年越しそばもクリスマスのチキンも恵方巻き(←そもそもこれ何よ?)も、その日に食べるのはイヤ。
もちろんバレンタインのチョコだって・・・すいません、やせ我慢です(涙)
今回は土用の丑の日にあわせた鰻の話ですが、ひねくれ者は上記のように「その日」に食べません。
ですからこれはちょっと前の話です。
やってきたのは藤岡市藤岡にある「柏屋四郎右衛門」です。
その名前が示すとおり、ここは藤岡の街中にある老舗の旅館&鰻屋さんです。
絹の取り引きを行なう絹宿としてこの地に創業し約300年.。柏屋旅館内の
明治12(1879)年と明治25(1892)年に建てられた蔵2棟を再生いたしました。
うなぎを中心とした食事処として、また、ギャラリー、サロンコンサート等の催しものなど、
地域の文化的な交流、発信の場としてもご利用いただけたら幸いです。 14代当主敬白
とのこと。
今回はここでうなぎを頂きました。
鰻を頂く場所は蔵を再生した食事処。
街中にもかかわらず、中に入れば外の音がほとんど聞こえない
その落ち着いた空間に心が静まる。
それでは女将さん、鰻重をお願いいたします。
うなぎは時間がかかる。
優雅に待とう。
さて、来ました来ました。
「うな重・肝吸い付き」2500円なり。
むふぅ、実に美味そうだ。
大きさ的、量的には極めて普通。
鰻重に漬物に肝吸いと基本通りの品揃えだ。
鰻の焼けた香ばしい香りと控えめなタレの香りが合わさって実に上品な良い匂い。
さっそく頂きましょう。
鰻はふわっとしているが食感もしっかりあり、見事な焼き加減だ。
タレは市販の甘いタレに比べると程良く控えめの辛さ。
あくまで鰻が主役でタレは脇役となっている。
鰻の脂も非常に美味い。
あの味を思い出すだけで口の中がヤバイことになってくる。
あの市販の甘いタレの鰻、あれはあれで好きだけど、やはり本格的な鰻とは比べものにならないものだ。
美味しいうなぎを美味しくさばくと、あの甘ったるいタレは逆に邪魔にしかならないのだろう。
ふう、ご馳走様でした。
美味しいうなぎをじっくり堪能させていただきました。
お腹いっぱいにならない量というのもまた良し。
こういうものには余韻というものが大切だ。
どこか別世界のような蔵も一見の価値有りです。
とはいえ、こんな立派な鰻は滅多に食べられるものではないですけどね。
だってグルメロードに5回も行けちゃうお値段なんですもの・・・
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