焼肉定食って文字にときめかない人間はいないだろう。
でも、小間切れか一枚肉か、甘い系か辛い系か、焼肉定食と一言で言っても種類は無数にある。
そこらへん、注文してみないと分からないリスクがあるし、期待以上のものに当たる時もあればハズレる時もある。
焼肉定食とはギャンブル性が高い食べ物なのだ。
今回やってきたのは東松山市の上唐子にある有名な定食屋さん「ひかり食堂」です。
以前からずっとずっと来たかったけど、今回ようやく初入店です。
メニューを見ても分かる通り、まるっきり飾りっけ無しの漢の食堂。
定食類は750円が多数。
ハムカツとかつ煮ともやし炒めが全部同じ価格とはアバウトだ。
ウインナー炒め定食もすご~く気になるところ。
今回注文したのはもちろんコレ、ロース焼肉定食(上)です。
注文率がとても高く、当日来ていたお客さんの8割はコレだった。
うぉう、分厚いロース一枚肉がドカンと皿に!
デカイ!厚い!
無造作に佇むその姿に感嘆の声が漏れる。
こりゃあ・・・・こりゃあ・・・・イカンですよ!
「これが焼肉ってもんじゃい」って言いそうな堂々とした一枚肉。
焼肉というより「肉を焼いた!」って感じだ。
こんなのを目にしたら適切な表現なんて出来ないよ。
「すげぇ・・・すげぇ・・・」だけが頭に浮かぶ。
震える手で箸を持ち、一片を口に運ぶ。
思い切り噛む。
って、あれ、柔らかい!?
カリッと焼けた外側に反して内部は意外すぎるほど柔らい。
ワイルドな外見なのに、こんなに分厚いのに、何だこの柔らかさは!?
そしてこの豊かな豚肉の旨味!
一口でわかる。
こりゃあいい肉だ。
味付けは醤油系の焼肉のタレみたいな感じ。
シンプルにして過剰ではなく、あくまで肉の味を主役として引き立てている。
脂身も獣臭さは全く無くて非常にウマイ。
普段は絶対に脂身なんて食べない妻が食べて美味しいって言っていた。
付け合せはマヨスパとキャベツ。
このタレにかかっては、これらも立派なご飯のおかずとして立ち上がってくる。
特にタレに絡めたマヨスパの美味さよ!
マヨとタレ、この中毒性の高い味がダブルですよ。
こうなると例えお行儀が悪くても、ねっとり混ぜて食べる誘惑には抗えない。
むは~、ご飯が足りない!!
大きめのご飯茶碗にたっぷりのご飯だけど、少なく見積もってもこの倍は必要だろう。
Gレシオは3か4あたりか?
こちらは野菜炒め定食です。
野菜炒めもたっぷりの量。
醤油系の味付けでこれまたご飯が進みます。
2人で焼肉と野菜炒めをシェアして丁度良い感じだったね。
ぷは~、ご馳走様でした。
いや~、こりゃあ美味かったな。
「これぞ肉!」ってかんじで感服いたしました。
帰りの車の中、焼肉の余韻に浸りきって恍惚となった我々の間に暫くの間会話はなかったほど。
こりゃまた行かないとな。
他にはカツ丼やカツカレーも気になるところだけど、来たらまた上焼肉を食べちゃいそうだな。
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