うーん、やっぱり行ってしまいました。
マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」2回目です。
前回はただただ画面を見つめるばかりでしたが、今回はじっくり見ることができました。
穏やかで決して高ぶらない、スタッフに対しても威張ったりしない、それでいてクオリティを完璧にするために妥協しないその姿、態度。
本当に歌や踊り、観客に楽しんでもらうことが好きだったんだなぁ、と感じます。
最初にこのコンサートをやると聞いた時、恥ずかしながら「お金に困ってるので、最後の一稼ぎするつもりなんかな」なんて思ってました。
いやいや、とんでもないです。
商売でやっているというレベルをはるかに超越していると思います。
ところであなたにとってマイケルってどんなイメージですか?
歌?
踊り?
奇抜な行動?
それともやっぱり数々のスキャンダル?
彼がその才能と努力によって得た莫大な名誉と財産、その裏にはスターの有名税とは割り切れないほどの莫大な不名誉なゴシップとトラブルがつきまといました。
話題性だけを追い求めるマスコミや、お金目的で集まってくる連中、ゴシップ好きの一般大衆、そして肌の色。
その心無い誹謗中傷により、彼が受けたダメージはどれほどだったのでしょうか。
2003年までに金銭目的で訴えられた案件は、実に1500件以上だったそうです。
映画の中でも出てきますが、「They Don’t Care About Us」という、彼が作詞作曲した歌にその痛みと苦しみがあらわされています。
歌詞と日本語訳が入った動画がありますので、彼の悲痛な、血を吐くような叫びを聞いてください。
私は初めて見たとき、涙が止まりませんでした。
They Don’t Care About Us [Prison Version] ≪字幕・日本語訳≫
ちなみにこのPV、その過激な内容により、MTVでは放送禁止となりました。
そのため、ブラジルで別バージョンを撮っています。
詞は比喩や韻のために日本語訳はなかなか困難です。
ネットで調べればいろいろな訳が見つかります、興味ある方は自分で納得できる訳を見つけてみるのもいいでしょう。
さらに、これだけ凄まじい内容でも、曲として素晴らしい完成度というのも凄い点です。
この映画、マイケルを知らない人にもぜひ見て欲しいです。
今までのイメージとは違うマイケルが見られるでしょう。
それにしてもつくづく思います。
失ってみてわかる、失ったもののおおきさ。
Haaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!
Hoo-hoo!!!!!
追記
11月27日(金)まで公開延長決定!
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