30度越えがあたりまえのここ最近、毎日暑いですね。
皆さんお元気で暮らしていますでしょうか?
連日TVや新聞で「猛暑」「真夏日」の文字を目にしますが、今年は「熊谷」という文字は目立って無いように思います。
暑さで全国的に有名になった熊谷、今年はどうしちゃったのでしょうね?
アメダスを見ると、7月26日13時現在で最も暑いのは
1. 岐阜県 多治見 38.0℃
2. 岐阜県 美濃 36.9℃
3. 山梨県 甲府 36.8℃
となっています。
ライバルである多治見は38度。
かなり暑そうです。
ちなみに熊谷は35.0℃ で、実はベスト30にもランクインしていません。
確かに去年は最高記録を叩き出しましたが、そもそも本当に「熊谷は一番暑い」のでしょうか?
一般的に暑いといわれる地形は「盆地」です。
盆地とは、周囲を山地に囲まれた、周辺よりも低く平らな地形のことです。
京都なんかは夏暑くて冬寒いという典型的な盆地の気候です。
今日も暑い岐阜や山梨も山に囲まれた盆地で、いかにも暑そうな地形をしています。
熊谷も「盆地だから暑い」とよく聞きます。
しかし地図を見ると、北には群馬の山がありますが、結構距離は離れています。
東は海まで平地で、南も関東平野なので山ではない。
西に秩父の山があるくらいです。
という訳で熊谷は盆地ではないので「熊谷は盆地だから暑い」というのは勘違いです。
そして熊谷は夜はぐっと涼しくなりますから、確かに盆地ではないですね。
とはいえ、暑いのは確かです。
でもなぜ熊谷が一番なのか?
それは熊谷には「地方気象台」があるからです。
地方気象台は大体の都道府県にひとつずつあります。
そして熊谷の気象台は暑い街中にあります。
ここで気温を1分単位で記録しています。
ちなみに多治見で観測しているのはアメダスで、10分単位です。
どちらが最高瞬間気温を測りやすいか・・・おわかりですね。
去年の最高記録にはそういう理由もあったのです。
まあ、そんな理由がわかったところで暑いのには変わりはありません。
水分補給をしっかりして、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
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