男なんだろ? くずぐずするなよ
腹のエンジンに 火をつけろ
俺はここだぜ ひと足お先
光の速さで チキンをお替りさ
若さ 若さってなんだ 貪り喰うことさ
愛ってなんだ 食べ残さないことさ
さあ、後半戦だ。
これまでに腹に入っているブツはフライドチキン6にポテト1だ。
まだ行けるぞ。
チキン3つを追加オーダーだ。
ジューシーで食べやすいドラム。
しかしこの辺りまで来ると、そのジューシーさが憎い。
噛み締めると溢れる肉汁に脳がイヤイヤをし始める。
コーラの次の飲み物はジンジャーエールにしてみた。
う~ん、やっぱりコーラのほうが合うなぁ。
そしてもちろん炭酸で腹は膨れ続けていく。
午前中の自転車の弊害がまたここでひとつ。
身体が疲れてしまい、噛む力や飲み込む力が出ない!
肉を喰うのにこれは大きなハンデだ。
完全に裏目に出たな・・・
もう指も口も油でギットギト。
撮影のたびにウェットティッシュで指を拭くが、とうてい取りきれるものではない。
だからカメラもギットギト。
そして9個を平らげた胃と脳は限界が近い。
前回は11個だったから、過去の自分を超えるにはあと3個以上食べなければならない。
余力はギリギリだが・・・行くしかない!
お替り3個だ!
お、また部位の組み合わせが同じ感じだな
今回はお替りの際に部位は選べず、どんな部位が来るかは神任せ。
キール連発とかだったら大変だったけど、良い組み合わせが多くてなかなか運が良かったね。
ここで最後の力を振り絞るための心強いアイテムが登場だ。
レモン汁、わさび、ポン酢など、くいしんぼさんが用意した数々の調味料が光り輝く。
私は「こんな事もあろうかと・・・」とケイジャンスパイスを持って来ていたが、この漢は常にその上を行く。
しかもしっかり店員さんに使用許可を取っているのは流石という他はない。
百戦錬磨の肉食獣に死角は無い。
おお~、レモン汁は助かるなぁ!
濃い味を若干は和らげてくれるぞ。
普段なら大活躍のケイジャンスパイスは濃い濃い味が更に濃くなった・・・
こりゃあ逆に厳しくなったな(汗)
最後の方はみんな頭の中まで鶏肉汁が回ってて、口数は少なく、思考回路もボロボロ。
誰かがヤケになってガムシロをチキンにかけて食べだしたら意外と美味い!?
半信半疑で試してみると・・・いけるじゃん!
あれだよ、ホットケーキみたいなもんだよ。
全然おかしくないよ!
後日、冷静になって考えてみると、やっぱり頭がイカれてたんだと思うね(笑)
ようやくチキン12個を食べ終わった。
もう限界、喉の淵までチキンが詰まっている感じだ。
ここでギブアップとしよう。
部位に恵まれた感もあったけど、一応去年の自分を超えることが出来た。
それもこれも一緒に戦った戦友たちのお陰といえるだろう。
一人では絶対にここまで行けなかったと思うよ。
コーラを飲みつつ終焉の時を待つ。
油と脂にまみれた口中に流し込むコーラの喉越しは最高だ!
でも炭酸が胃袋を拡張するのがキツイ(汗)
喉越しだけ延々と味わいたい~
そして苦しくも美味しい戦いは終わった。
満身創痍の闘士たちの打ち上げはもちろん「ガリ梨」しかないだろう。
おお、ガリ梨の甘味と冷たさが身体中に染み渡る!
くいしんぼさん一家、 くるかめさん、私が12本で、 らっかさんは8本という結果。
そして長男くん15本と次男くん16本がブッチギリ。
しかも次男くんは丸亀製麺のご飯まで食べてるんだよね。
さらにこの直後にクレープを食べているのを見た・・・
イカれた肉食獣の末裔は、さらにトンでもなくイカれていた!
そしてスーパーバイサーの釣りキチ四平さんの言葉に全員が戦慄する。
「釣りキチ四平さんは何本ぐらい行けますか?」
「えーっと・・・30本くらいかな?(サラッ)」
聞くんじゃなかった・・・
世界は広い、広すぎる・・・
はぁ~、ご馳走様でした。
皆さんよく食べました。
苦しかったけど楽しかったね。
次の戦いでまた会おう!
さあ、帰ろう。
もう当分、フライドチキンの匂いも嗅ぎたくない!
と思って車に戻ったら、なんと車の中にあの匂いが充満している!?
げぇぇ、何故にフライドチキンがここにあるの!?
「みんなが食べてるのを見て、なんだか私も食べたくなっちゃった~」
おお、妻よ、なんて罪深きことを・・・
コメント
すごい猛者がいるものですね。
釣りキチ四平氏には一度お目にかかった事があります。
30ピースですか…。
ため息が出てしまいますね。
超くいしんぼーさま
さすがにレベルが全然違いますよね。