不動産に限らず、どんなものにも「相場」というものがあります。
相場より安く買えればお得なので、買い物をするときには相場を知っておくのは重要なことです。
昔は何かを調べるときは図書館へ行ったり、知っている人に聞いたりしていました。
それでも求めている答えを得られる保証は無く、知識や情報を得るのは難しいものでした。
それが今はネットが発達して、非常に便利になりました。
特にGoogleやYahooなどのサーチエンジンの発達により、個人での情報収集は格段に容易になったのです。
調べたいことはなんでも「Google先生に聞け!」となり、何時でも自宅で調べることが出来ます。
不動産業界の情報の状況も同じです。
昔は不動産の物件を探すのには「不動産屋まわり」「チラシを見る」「看板を見る」などしかありませんでした。
得られる情報は基本的に与えられるものであり、数的にも限られたものだけとなります。
ですから情報を提供する側である不動産業者は、そのお客さんに合った物件を提示していました。
そしてお客さんはその物件を実際に見て「これはいくら、あれはいくら」と相場を知っていったわけです。
しかし、ネットが発達して誰もが世界中の情報を得ることが出来るようになって、状況が一変しました。
得られる情報は豊富で、自分から取りにいけるようになったのです。
これにより、実際に外に出なくても相場を知ることが出来るようになりました。
豊富な情報というのは素晴らしいことですが、弊害もあります。
お客さんの考えている相場が間違ってきているのです。
ネットで来るお客さんにその傾向が高く、相場ではありえないような数字を提示されることがあります。
ネットにあふれる情報は自分で探しているように見えますが、実際には不動産業者が提供しているものです。
つまり、店に行って物件情報を見るか、サイトで物件情報を見るかの違いでしかありません。
そして物件情報には載らない情報が、実際には重要なことが多いのです。
それには物件を直接見てみるしかわかりません。
実際に物件を見ないで価格や広さなどの数字だけを知り、相場を知ったような気になるのは良くありません。
何度も繰り返しになりますが、不動産には掘り出し物はありません。
数字だけを見て安い、お得と思われるものには必ず理由があります。
しかし、広告やネットではその理由はわかりません。
しかし、数字的には良い物件に見えるので、客寄せとして物件を出したりします。
お客さんはこれを相場だと思い、その数字で計画を立てるので、実際に現地に来たときに混乱するわけです。
ネットの情報は玉石混合、美味しくみえる情報には注意しましょう。
不動産の相場は現地を歩いて調べてみないとわかりません。
そんなにウマい話しは無いですよ。
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