先日、たまたま近くを通りがかったので、吉見町の吉見百穴に寄ってきました。
ここには小学校の頃、社会科見学に来た覚えがあります。
近くで育った人は一度は来てるんじゃないでしょうか。
「百穴」の読み方については、当時は「ひゃっけつ」と教わりましたが、現在では「ひゃくあな」に統一されているとのこと。
吉見町の「吉見百穴」は、埼玉県吉見町にある遺跡です。
日本では珍しい、古墳時代後期の横穴タイプの墓群で、1923年3月7日に国の史跡に指定されています。
ここには3つの見学ポイントがあります。
1.墓群の横穴
古代の墓といえば古墳、大きな前方後円墳が一番有名でしょう。
近くの行田の古墳群も有名ですね。
でもここのは横穴式のお墓なんです。
これは非常に珍しいそうです。
発見当時はコロボックルの住処!?と思われていたとか。
実際に穴の中を見ることが出来るため、「ああ、ここに埋葬されたのね」とリアルに歴史を感じられます。
小さな山になっているので、山の上から街を見渡すことも出来ます。
2.軍需工場跡
太平洋戦争末期に東京の工場が空襲で壊滅したため、なんとか空から見えないところに工場を作ろうとしました。
そこで白羽の矢が立ったのがここ。
遺跡だろうがお構い無しに昼夜を問わない突貫工事で掘ったのですが、ほとんど稼動しないまま終戦に。
今ではその一部が公開されています。
中に入るとまさにダンジョン、wizardryな気分。
よく特撮のロケでも使われるとか。
3.ヒカリゴケ
ヒカリゴケは洞窟や岩陰、倒木の陰などの暗く湿った環境を好むコケで、暗所においてはエメラルド色に光ります。
私が今回見たヒカリゴケは、微弱ながらも発光を確認できました。
奥のほうの緑のコケが見えるかな?
でも本当はもっと光るらしいです。
お店のご主人に聞いた所、「なんとかしないと」と心配されているそうです。
でもこれは絶滅危惧種なので、うかつに手を出せないとのこと。
意外と県内のお客さんは少なく、8割以上が県外から来るそうです。。
埼玉県民なら一度は見ておくべきですね。
これ以外にも出土品などが展示されている博物館があります。
ここでは勾玉作りなどのイベントも開催されているそうです。
営業時間/午前8時30分~午後5時 年中無休
入園料
・ 中学生以上:300円
・ 小学生 :200円
・ 小学生未満:無料
http://www.town.yoshimi.saitama.jp/guide_hyakuana.html
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