賃貸物件を借りる、貸す場合に一番気になるのが家賃。借りている人は少しでも安くして欲しいし、逆に貸している人は少しでも高くしたいものです。気に入った物件が見つかったけれど予算がもう少し届かないというケースはよくあります。そんな時に口にする言葉が「家賃まけてくれない?」です。家賃の減額交渉はできるのでしょうか?
基本的に家賃というのは前もって決めてありますが、絶対に固定という訳ではありません。全国で統一されたルールがあるわけでもありません。物件ごとに家賃の決め方や値引き交渉の可能性も違います。
商売というものは需要と供給の関係で売主買主の力関係が決まります。例えば人気のあるブランド品などは絶対に値引きをしないですし、逆に人気が無ければ安くしてさらに値引きということもあります。また、たくさんお客さんがいて売れているときは値引きをしなくても売れるので、値引きをする必要はありません。お客さんがいなくて売れなければ、値下げでお客さんを集めようとします。
不動産の賃貸というのはれっきとした商売ですので、他の商売と原理原則は同じです。人気ある物件は高くても値引きする必要はありませんし、人気が無ければ値下げ交渉に応じてでも貸したいものです。
また、賃貸には時期というものもあります。引越のシーズンである1~3月はお客さんが多く、値引きをしなくても他に借り手がいる状態です。逆に10~12月あたりはお客さんが少なく、せっかく来たお客さんに値引きをしてでも貸したほうが得だと考えられます。
ただし、最終的に家賃を決めるのは大家さんです。不動産業者ではありません。ですから家賃交渉がまったくダメというケースもあります。どんなに人気が無い物件でも大家さんがOKを出さない限り、家賃は下がりません。自分の物件が”人気がない”ということを知らない、又は理解できない大家さんもいます。こういうケースではいくら一般論を言っても無駄ですので、あきらめましょう。
まとめると以下の通りです。
・家賃交渉は出来る
・人気あり物件では期待薄
・人気なし物件では頑張って交渉すべし
・ダメもとで交渉するぶんには損はない
・ダメならあきらめよう
というところです。
・家賃交渉は出来る
・人気あり物件では期待薄
・人気なし物件では頑張って交渉すべし
・ダメもとで交渉するぶんには損はない
・ダメならあきらめよう
というところです。
今は都市の一部以外は地価が下がり、つられて家賃が下がっている地域が多いのが現状です。空き部屋で困っている大家さんもたくさんいます。たとえ家賃が1000円でも安ければ、1年で12000円、2年で24000円も違います。頑張って交渉してみてください。
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