自分でも不思議に思う事がある…
なぜ満腹しないんだろう?
もしかしたら…これでシャバとおさらばかもしれないのに!
だが…その問いかけと同時に、きまってでる答は…こうだ!!
喰え!!喰え!!おまえは肉食獣だ!!
そうさ…おれは肉食獣だ!!
ということで前編と中編からの続きです。
ここで飛行時間は約25分。
飛行の様子はずっとデジカメの動画で撮影していたんだけど、ここで電池切れの心配が。
まさかこんなに飛ぶとは思ってなかったからなぁ。
予備の電池は地上に置いてきちゃったよ。
着陸まで持てばいいけど・・・
その時、頭上に影が!!
うぉっ、他のグライダーが急接近!?
その向こうにも一機いるぞ!?
「かぶられたっ!」と一瞬思ったが、別に撃ってくるわけではない(笑)
なるほど、同じ上昇気流を使って旋回しているわけね。
同じ上昇気流を使う場合はグライダー同士が比較的接近するために空中衝突の危険性がある。
もちろん高度に気を使い、同じように中心を取り、同じ速度と方向で飛べば問題はない。
でもそこはやはり経験の差が出てしまうそうです。
どうしても初心者は自分の機体の姿勢を保つので精一杯で、その他に気を配る余裕が無いとか。
キャプテンはさすがベテラン、雑談しながらも完璧な旋回をこなす。
一緒に飛んでいるのは日大のグライダー。
搭乗会でこのように一緒に飛ぶのは珍しいことだとか。
ラッキーだったね。
飛行時間は既に30分を超えている。
実は万が一気持ち悪くなった時のために空腹にしておいたんだよね。
で、こんなに長く乗るとは思ってなかったわけよ。
そしてまさかの「空腹で気持ち悪くなってきた」状態に。
うっ・・・裏目に出たか・・・
旋回の度に空っぽの胃がねじれる。
豚バラよりも薄い俺の命、燃えつきるのにわずか数秒…
う~ん、若干頭がクラクラする・・・
しかしこんな機会は滅多に無い。
まさか「気持ち悪いから降ろして下さい」とは言えない。
というか、今回は準備が整わなければ降りれれないのだ。
気合を入れて飛び続けるしかない。
俺の部屋のデンキ、消しといてくれよな・・・
どうやら地上の準備が終わったらしい。
いよいよ帰投だ。
「日大21、めぬま21です、ブレイクします」
同じ上昇気流にのっていた日大のグライダーに別れを告げる。
旋回しながら高度を落としていく。
Gが最悪の調子の胃に負担をかける。
こうなるんだったら何か軽く食べて来るべきだった。
なさけないな、まったく
たまに戦闘飛行をやっただけでこのザマだ……
しょせんは、狼と犬とのちがいだ…
狼は犬にもなれるが、犬は狼になれん…
なお、操縦桿は後部座席にも付いている。
前席の操縦桿と連動していて小刻みに動いている。
ああ、これを思う存分動かしてみたいなぁ~
ここで高度を下げるために急降下をしてくれるキャプテン。
うぉぉぉ、気持ちいい~~~!!
ぐんぐんスピードが上がるぞ!!
そして地表がぐわっと目前にせり上がる!!
あっというまに時速200kmくらいまであがったけど、その分高度は失われちゃう。
グライダーは高度と引き換えにスピードを得るのね。
速度を上げるとグライダーは様々な飛行機動をとれる。
ここで急旋回!
地平線が垂直に近くなる。
興奮する脳、キリキリ痛む胃。
楽しい空の遊びも終わりが近づいてきた。
高度200mあたりまで降りてきた。
さっきまでと比べると随分低く感じられるね。
滑走路が見えてきたぞ。
西側から進入する。
ガクンとスピードが落ちる。
着陸してきっちり停まるために翼からエアブレーキが出た。
これを使わないと3km位先まで止まらないんだって。
さあ、着陸だ。
何度も書くけどグライダーはエンジンがついていないため、ここまできたら再上昇は不可能。
着陸は失敗が許されない一発勝負だ。
とはいえベテランのキャプテンの腕だ、微塵も不安はない。
綺麗にタッチダウン。
最後までお見事。
周りの人に滑走路脇までグライダーを戻してもらい、無事に終了。
ありがとうございました!
熊谷市葛和田「妻沼グライダー滑空場」の県民グライダー搭乗会 その3
熊谷市葛和田「妻沼グライダー滑空場」の県民グライダー搭乗会 その4
熊谷市葛和田「妻沼グライダー滑空場」の県民グライダー搭乗会 その5
いや~、楽しかったな!
実に楽しかったな!
幸運なハプニングで飛行時間は約37分。
これだけ長く乗った体験搭乗者は滅多にいないみたいだね。
いいなぁ、また乗りたいなぁ。
ていうか欲しいな!
ちなみに一人乗りは800万円前後、二人乗りは1300万円前後で買えるんだって。
いや、まずは免許から取らないとダメか。
いやいや、そもそもそんなお金は・・・
でもいつか、また空へ!
TRY AGAIN TRY AGAIN
陽はまた昇るだろう~♪
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