事件の概要は「家賃を滞納した人が不動産会社に鍵を無断で換えられ入室できなくなり、違約金も支払わされたので、近く同社に賠償を求める訴訟を起こす。被害対策弁護団も同日結成」というもの。
詳細は
・この人はこれまでに家賃を3回滞納し、鍵を換えられ、違約金と施設再利用料計6万5千円を支払った。
・「1日滞納しただけで、部屋の鍵を交換されてしまい入室出来なくなった。こんなことはおかしい」と訴える。
・その後は違約金ではなく「生存確認出張料」の名目で1万500円を請求しているという。
詳細は
・この人はこれまでに家賃を3回滞納し、鍵を換えられ、違約金と施設再利用料計6万5千円を支払った。
・「1日滞納しただけで、部屋の鍵を交換されてしまい入室出来なくなった。こんなことはおかしい」と訴える。
・その後は違約金ではなく「生存確認出張料」の名目で1万500円を請求しているという。
この業界、敷金や礼金、家賃滞納のトラブルは非常に多いので、「またか」と思いましたが、よく読むとこのケースは初めて見ます。
家賃を滞納しての鍵交換や違約金は法律的にはかなりグレーですが、よく聞く話しです。
「生存確認出張料」なんていう聞きなれない言葉も出てきてなんとも胡散臭いですが、一番の問題はそこに至った契約です。
家賃を滞納しての鍵交換や違約金は法律的にはかなりグレーですが、よく聞く話しです。
「生存確認出張料」なんていう聞きなれない言葉も出てきてなんとも胡散臭いですが、一番の問題はそこに至った契約です。
今回の契約内容は「契約は「一時使用契約」で、家賃が遅れた場合には一方的に解約するという内容。滞納した場合は、無断で部屋に入り、鍵を換え、承諾なしに荷物も処分できる」というもの。
一般の「賃貸借契約」では借主の権利の保護が厚く、家賃が遅れたからといって勝手に鍵を変えたり、一方的に解約なんてことは出来ません。
ですから世の中の貸主たちは家賃滞納に苦労します。
しかし今回の「一時使用契約」というのは、要するにホテルを借りるようなものです。
ホテルでは賃料を払わなければ当然部屋には入れませんし、追い出されるのも当たり前です。
今回のケースは「チェックアウト日をオーバーしたために部屋に入れなくなった」わけです。
従来の「賃貸借契約」では家賃滞納への対応が難しいため、「一時使用契約」という理屈で対応していたわけですね。
一般の「賃貸借契約」では借主の権利の保護が厚く、家賃が遅れたからといって勝手に鍵を変えたり、一方的に解約なんてことは出来ません。
ですから世の中の貸主たちは家賃滞納に苦労します。
しかし今回の「一時使用契約」というのは、要するにホテルを借りるようなものです。
ホテルでは賃料を払わなければ当然部屋には入れませんし、追い出されるのも当たり前です。
今回のケースは「チェックアウト日をオーバーしたために部屋に入れなくなった」わけです。
従来の「賃貸借契約」では家賃滞納への対応が難しいため、「一時使用契約」という理屈で対応していたわけですね。
これが合法となれば、今までの賃貸借契約を結ぶ貸主や不動産会社は無くなり、みんな「一時使用契約」を使うでしょう。
だって圧倒的に貸主が強いですからね。
「なるほど、よく考えたな」と思います。
だって圧倒的に貸主が強いですからね。
「なるほど、よく考えたな」と思います。
でも机上の理屈はOKでも、実際にはどうみても「賃貸借契約」です。
おそらく裁判になったら「賃貸借契約」とみなされてこの契約は無効となるでしょう。
おそらく裁判になったら「賃貸借契約」とみなされてこの契約は無効となるでしょう。
おそらく不動産会社は負けるでしょうし、同情も出来ませんが、気持ちは良くわかります。
家賃滞納は1日でも認めるとズルズルたまっていきます。
1日が1週間、1ヶ月と、たまればたまるほど払えなくなります。
その結果、荷物を残したまま夜逃げされた日には、どうにもなりません。
何度もそんなケースを見てきました。
こうなると貸主、借主ともに不幸になります。
結局は滞納を許さない体制が一番みんなの為になるものです。
だからといって違法行為はダメですけどね。
家賃滞納は1日でも認めるとズルズルたまっていきます。
1日が1週間、1ヶ月と、たまればたまるほど払えなくなります。
その結果、荷物を残したまま夜逃げされた日には、どうにもなりません。
何度もそんなケースを見てきました。
こうなると貸主、借主ともに不幸になります。
結局は滞納を許さない体制が一番みんなの為になるものです。
だからといって違法行為はダメですけどね。
家賃を決められた日までに払うのは大人の約束です。
この世の中、どんなサービスでもその対価を払うのは当たり前です。
「1日くらい待ってくれてもいいじゃないか」なんていうのは自分の勝手な言い分です。
それは「約束は守りません。お金は払いません」と言っているようなものです。
携帯だって料金を払わなければ止められます。
それが世の中のルールです。
でもなぜか家賃は「待ってくれてもいいじゃないか」という世論です。
不思議なものです。
この世の中、どんなサービスでもその対価を払うのは当たり前です。
「1日くらい待ってくれてもいいじゃないか」なんていうのは自分の勝手な言い分です。
それは「約束は守りません。お金は払いません」と言っているようなものです。
携帯だって料金を払わなければ止められます。
それが世の中のルールです。
でもなぜか家賃は「待ってくれてもいいじゃないか」という世論です。
不思議なものです。
賃貸業は慈善事業ではありません。
「大家は働かなくても食っていける商売だ」
「大家は困窮しても衣食住がなくなるわけじゃない」
「どうせ親からもらったものだろう」
なんていうのはまったくのナンセンスです。
お客さんから代金を徴収できなければ、どんな商売もやっていけません。
「大家は働かなくても食っていける商売だ」
「大家は困窮しても衣食住がなくなるわけじゃない」
「どうせ親からもらったものだろう」
なんていうのはまったくのナンセンスです。
お客さんから代金を徴収できなければ、どんな商売もやっていけません。
現在の法律では、家賃を滞納している借主を退去させるためには大変な時間と手続きがかかります。
当然、それに見合ったお金もかかります。
こういうケースが続くと、貸主もよっぽど信用できる人にしか物件を貸さなくなります。
貸主が家賃滞納から身を守るのはコレが一番だからです。
身元や仕事がしっかりしている人、初期費用がそろえられる人、保証人が立てられる人以外は部屋を借り辛くなるでしょう。
その結果、このような契約で物件を借りる人が多くなり、当然トラブルも増加します。
大きな社会問題になっている「派遣」と根は同じような気がしてきます。
当然、それに見合ったお金もかかります。
こういうケースが続くと、貸主もよっぽど信用できる人にしか物件を貸さなくなります。
貸主が家賃滞納から身を守るのはコレが一番だからです。
身元や仕事がしっかりしている人、初期費用がそろえられる人、保証人が立てられる人以外は部屋を借り辛くなるでしょう。
その結果、このような契約で物件を借りる人が多くなり、当然トラブルも増加します。
大きな社会問題になっている「派遣」と根は同じような気がしてきます。
もちらん、たとえば病気や事故で本当に困ってて家賃が払えないというのなら話は違います。
借主と貸主で信頼関係が出来ていれば、特に問題は無いわけです。
昔はそうだったと聞いています。
ただ、今は遊ぶ金はあっても家賃は払わないという人が多いのも事実です。
そういう人って携帯代は必ず払うんですよね。
借主と貸主で信頼関係が出来ていれば、特に問題は無いわけです。
昔はそうだったと聞いています。
ただ、今は遊ぶ金はあっても家賃は払わないという人が多いのも事実です。
そういう人って携帯代は必ず払うんですよね。
なんだか書いててイヤな気分になってきました。
まあ、結局のところ「安いものにはウラがある」ということです。
どの世界でも同じですね。
まあ、結局のところ「安いものにはウラがある」ということです。
どの世界でも同じですね。