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2014W杯ブラジル大会を終えて

日記

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ブラジルW杯、終わっちゃいましたね。
今回はドイツの優勝で幕を閉じました。
といっても、自分の中でのW杯は、日本がコロンビアに負けたあの時にとっくに終わっています。
ああ、でも随分と昔のように思えるなぁ。





今回の日本はW杯では散々な結果でしたね。
負けたことに対してやたらと叩く人がいるけど、それには違和感があります。
勝負事である以上、どうしたって勝ち負けはハッキリします。
戦わなかったのなら批判されても仕方ないが、全力で戦った結果なんだから、それはもう仕方ないと思う。
実力や作戦の差はどうしたってあるんだから。
サッカーの歴史を考えれば日本はまだまだヒヨッコ。
でも成長度は高いんです。



だから批判されるべきはいつでも「チームの勝利のためのプレーをしなかった者」だけだと思います。
自分のアピールだけのためにプレーする者、諦めて投げ出してしまう者、スポンサーなどの都合でベストを尽くせない環境、そういう点です。



もちろんプロである以上、勝利を求められるのは当たり前だし、魅せるプレーも期待されます。
その点では今回は非常に失望したけれど、それをもって全否定は間違っています。
するべきは否定じゃなくて反省です。



だから、W杯の3試合だけでこれまでの4年間を全否定するなんて、すごく馬鹿げていると思います。
ザックジャパンはこの4年間で何度もワクワクする試合を見せてくれたました。
親善試合とはいえ、アルゼンチンやフランス、ベルギーやコスタリカに勝っています。
これは過去最強の日本代表だったと言っても過言じゃあない。



たしかに守備的に行けば4年前のようにW杯での勝ち星は取れるかもしれません。
でもそれじゃあいつまでたっても進歩はないのも事実。
そして強豪国とは絶対的なフィジカルの差があります。
これは日本人という人種である以上、努力とか根性ではどうにもなりません。



日本で化け物のようなFWが生まれる可能性は低いし、圧倒的に高くて強いDFも同じこと。
でも技術の高いMFはたくさんいます。
何よりも全員がチームの為に献身的に働けるというのは、他のチームではあまり見られない素晴らしい点です。



である以上、体格差が関係ないパス回しで崩すしか無いのは自明の理。
結局、方向性はこれしか無いと思います。
今の日本代表が持ってる武器の中でも、走力を活かして90分フルに使ったプレスは世界に通用しているはず。
今大会は気候のせいなのかコンディションのせいなのか、そこが十分に活かせていなかったので予想に反して結果が出なかったけど。



だからW杯の3試合だけを見て「日本は駄目だ」と言って方向転換はして欲しくありません。
方向性は間違ってないんだから。
そういう意味では日本のこの4年間は間違ってなかったと思います。



ただし、矛盾するようだけど、とりあえずW杯で勝つには守備的に行くしかありません。
自分たちのサッカーを見せた前回優勝国のスペインでさえ一次リーグで散りました。
ということは「自分たちのサッカー」だけで勝ち抜ける国なんて無いってこと。
格下相手の戦い方と、格上相手の戦い方で、同じに考えるのが日本の悪い癖。
ちなみに守備的サッカーをやってると、勝ってても身内から「見ててつまらない」という意見が出てくるのもお約束ですけど。



日本より格下の相手には日本のサッカーは出来ます。
でも日本より格上の相手だと、相手は日本のサッカーの弱点を簡単に付いてきます。
日本はそこで戦術の柔軟性がないのが問題です。
基本はこれまでどおり、そして相手によって柔軟性を持って戦えるようになれば、日本はもっと強くなるはず。
戦術はひとつに絞る必要はない。
一歩一歩進むしかありません。



W杯が終わったということは、次のW杯に向けての戦いが始まったということ。
早くも4年後が待ち遠しいです。

     
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この記事を書いた人


肉とジャンクフードをこよなく愛する男。本職は籠原の不動産屋さんです。
【籠原の不動産屋さん】紀ノ国商事株式会社
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