さて、エヌ・ワン・グランプリの続きです。
4杯目、行ってみよう。
八基煮ぼうとう
【団 体】八基煮ぼうとうクラブ
【所在地】埼玉県深谷市
【戦 績】N-oneGP 初参戦
「春の青淵公園イベント」郷土料理自慢大会優勝
5年前に渋沢栄一翁の生誕祭を契機として生まれたクラブです。
手打ちの麺と地元の食材を沢山入れた純手作りの煮ぼうとうをめざしている。
2月13日は、渋沢栄一翁の誕生日です。この日に渋沢栄一記念館で美味しい煮ぼうとうを無料で提供しています。
赤城おろしが吹きすさぶ日でも醤油・味噌と鶏肉を基調として味付けをしているので心身ともに温まる田舎の素朴なごちそうです。
野菜等もすべて手切りにして母の味、家庭の味を少しでも多く醸し出せるようにクラブ員一同が努めています。
味 : 醤油・味噌
だし: 鶏肉・シイタケ・昆布
麺 : 幅16mm、厚さ3mm
具材: ネギ・ホウレンソウ・大根・人参・ごぼう・里芋・白菜・鶏肉・油揚げ
地元深谷から新しい煮ぼうとうが参戦。
と思ったら残念ながら売り切れだ!
この時間に売り切れるとはいったい何事だ?
仕込み数が少なかったのかな?
気をとりなおして5杯目。
インカのめぐみ
【団 体】FUKAYA サルサ カーニバル
【所在地】埼玉県深谷市
【戦 績】N-oneGP 1戦 1敗
深谷市には多くの外国籍市民が住んでおり、市内に最も多く定住するのがペルー人。
彼らの多くは日系人であり、深谷を第二の故郷として誇りに思っている。
ペルーという国をもっと身近に感じてもらうため、ペルーの料理や文化を一人でも多くの人々に知ってもらうことを目的に結成。
地域と世界の国々の懸け橋になるため、様々な活動を展開している。
今年度はラテンパワーで優勝を目指す。
栄養満点で小さなお子様から大人まで食べやすい料理。
正式名称は「Sopa a la minuta (ソパ・ア・ラ・ミヌータ)」というペルーの民族料理。
鶏や野菜のうまみが効いたスープと細麺が見事にマッチ。
牛乳が入りクリーミーな味わいだが、後味はさっぱりとしていて思わずおかわりがしたくなる。
表面にはニンジンの赤やハーブの緑もトッピングされ、紅葉をイメージした見た目にも美しい一品に仕上がった。
味 : クリーミーな塩味
だし : アヒ・パンカ(ペルーの味噌)、鶏肉、牛乳、野菜
麺類 : 幅3 ㎜、厚1mm
具材 : 玉ねぎ、トマト、鶏肉、オレガノ(花はっか)、パン
7団体のなかで最も異色な1杯と言えよう。
しかし見た目やイメージとは違ってとても食べやすく、その味はさっぱりした塩ラーメンという感じ。
麺は細麺で、まるで冷麦のよう。
「そのまま食べても美味しいけど、「ちょっと辛い」と「結構辛い」のソースを入れるともっと美味しいよ」というお姉さんの言葉で「ちょっと辛い」ソースを入れてもらいました。
ひぃぃぃぃぃぃ、かかかかか辛ぇ~~~~~~~
ちょっと辛いどころじゃねぇ(笑)
辛いのが苦手な人はそのまま食べたほうが良さそうです。
燃える舌をなだめるべく、フランクフルトで口直し。
他にも美味しそうなものがわんさかあって心が踊ります。
ちなみにこの日は暑かったのでアイスが大人気で大行列。
さて、6杯目いってみよう。
武州煮ぼうとう
【団 体】武州煮ぼうとう研究会
【所在地】埼玉県深谷市
【戦 績】N-oneGP 7戦 5勝2敗 第3、4、5、6、7代N-one GP王者
全国ふるさとフェア汁物対決 初代、3、4代チャンピオン
和光市鍋合戦 第2回優勝、第3回準優勝、第4回3位、第5回準優勝、第6回準優勝
埼玉B級ご当地グルメ王決定戦 第1回優勝、第4回準優勝
郷土料理「煮ぼうとう」を普及することで地域の活性化を図ろうと、多種多様な職業に就くメンバーにより結成された。
地元を代表して初回から参戦し、一昨年、昨年と連覇を飾った。
日々味への研究や数多くのイベント参加により、味、技術力とも大幅にグレードアップ。
究極の味が完成しつつある。
深谷上杉の末裔として「義」の赴くところ戦場に臨む。
下茹でしない幅広の麺と地元で採れた野菜をふんだんに入れて煮込んだ、深谷地方に伝わる家庭料理。幅広の麺を野菜と一緒に煮込むところや名前が山梨の「ほうとう」と似ているが、「ほうとう」が味噌仕立てなのに対し、「煮ぼうとう」はあっさりとした醤油仕立てとなっている。
郷土の偉人「渋沢栄一」が里帰りした際に好んで食べたといわれており、毎年、11月11日の命日には市内各地で、「渋沢栄一」を偲び「煮ぼうとう」が食べられている。なお、2月10日を煮ぼうとうの日とし普及に努めている。
味 : 醤油味
だし: かつお、しいたけ、こんぶ、煮干し その他
麺 : 幅10~15mm、厚1.5mm(生麺時)
具材: 鶏肉、深谷ねぎ、白なす、白菜、大根、人参、ごぼう、しいたけ、しめじ、油揚げ
現在5連覇中の絶対王者。
ここの煮ぼうとうは美味しいんだよねぇ。
今回はたっぷりのネギと柚子がアクセント。
でも個人的にこの煮ぼうとうには薬味は必要ないと思う。
何も足さず何も引かず、じっくり素材の味が滲み出たこの汁を堪能して欲しい。
色々な味が複雑に織りなす奥深い旨みを感じられるだろう。
そしてラスト7杯目。
山梨名物ほうとう
【団 体】どん屋 丼蔵(どんくら)
【所在地】山梨県甲府市
【戦 績】N-oneGP 初参戦
山梨観光にお越し頂いたお客様に山梨の郷土料理や季節の旬な食材を使い様々なお弁当を提供するお弁当屋。
今回はN-oneGP に参戦するにあたりより多くの人にほうとうの美味しさを伝えたく、長年山梨の食卓を支えた主婦の皆様に伝統の味を伝授して頂き、さらにスタッフ一同試行錯誤を繰り返し出来上がった一品での勝負。
初参戦だが目指すは優勝の2文字。
武田信玄が陣中食として用いたものとして伝わる ゛ほうとう″は幅広のコシの強い麺と野菜を味噌味で煮込んだ煮込みほうとうである。
山梨に生まれ育った人はこの汁をたっぷり吸い込んだほうとうを翌日の朝温かいご飯の上にのせて食べるのが好きという人もいる。
当店のほうとうは、三種味噌をブレンドし野菜やキノコを生麺と一緒に煮込み上げたコクと野菜の甘味の効いた一品となっている。
味 : 味噌味。
だし: かつお、その他
麺 : 幅1.5mm 厚0.5mm
具材: かぼちゃ・じゃがいも・人参・白菜・長ネギ・キノコ類・なると
3杯目と同じく山梨県から参戦のほうとうです。
あっちと比べるとシンプルかつあっさりした感じです。
麺は丁度良い太さで食べやすい。
ふぅぅぅ、壮絶に満腹です。
他にも色々見て回りたいところですが、仕事に戻らねばなりません。
今年は全部1杯200円で食べられるようになったので、色々な味を楽しめました。
さて、エヌ・ワン・グランプリ2010の覇者はどの麺になるかな?
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