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建築条件って外せるの?

「いい土地が見つかった!(喜)」
「でも建築条件付だ!(驚)」
「好きな建物が建てられない!(悲)」
というコンボはよくあります。
皆が気に入るような土地はたいてい建売になるか、建築条件が付くものです。
それではその土地は諦めるしかない?
いいえ、建築条件が外れる可能性はあります。

まずは一番簡単だけど一番大変な方法があります。
売るほうの立場から考えると、建築条件のメリットは「土地と建物の両方の利益」を出せる点です。
逆に考えると「土地と建物の両方の利益」が確保できれば建物を建てる必要は無いわけです。
というわけで、土地の値段に建物の利益分を追加すれば、建築条件は外れるという理屈になります。
しかしこの方法を取れる人はそんなに多くは無いでしょう。
建築会社が利益分をどれほど見ているかはケースバイケースですが、建築条件を外すのにはたいてい2~300万円はかかります。
ただし相手も百戦錬磨のプロですから、上手く交渉する必要があります。
建築会社に「時間的・資金的な余裕がある」「他の建築会社の建物は建てさせないというプライドがある」「周辺に競合する物件が無い」などの場合、建築条件を外すのは難しくなります。

次は建築会社の状態によって建築条件が外れるケースです。
建築会社が建築条件付の土地や分譲地を販売する場合、通常は銀行から資金を借り入れをします。
借りた資金には当然金利が付きますから、建築会社は早く売り切って返したいものです。
ですから「長く売れ残っている土地」「分譲地の最後のほう」「周辺に競合する物件あり」などの場合は弱気になります。
そんな時に「建築条件外してくれれば買うよ」という人が現れればグラッとくる場合があります。
下手に建築条件にこだわるより、さっさと売って次の物件に取り掛かるほうが得策です。
そうなれば案外すんなり建築条件が外れます。
ただし、当然ながら人気のある物件でこのようなことはまずありえません。

最後は運が絡む話。
建築会社同士は基本的にライバルであり、敵です。
仲が良いということはあまりありません。
しかし、建築会社と不動産会社は協力し合う関係ですから、仲が良いことがよくあります。
そこで不動産会社から建築会社に「建築条件外してくれない?」と頼んでもらうのです。
その不動産会社の力量次第ではうまくいくかもしれません。
A不動産業者ではダメだったけど、B不動産業者ではOKだったなんてこともあります。
私も実際に何度もこのようなケースは扱っていますので、かなり運任せですが諦めずに聞いてみるのも手です。

どうしても欲しい土地なら、簡単に諦めずにいろいろ手を考えて見ましょう。
上手くいくとは限りませんが、やってみる価値はあります。






     
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この記事を書いた人


肉とジャンクフードをこよなく愛する男。本職は籠原の不動産屋さんです。
【籠原の不動産屋さん】紀ノ国商事株式会社
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