昨日の午後2時、W杯南アフリカ大会に向けた日本代表選手23名が発表されました。
メンバーは以下の通り。
GK
川口 能活
楢崎 正剛
川島 永嗣
DF
中沢 佑二
田中マルクス闘莉王
駒野 友一
岩政 大樹
今野 泰幸
長友 佑都
内田 篤人
MF
中村 俊輔
稲本 潤一
遠藤 保仁
中村 憲剛
松井 大輔
阿部 勇樹
長谷部 誠
本田 圭佑
FW
玉田 圭司
大久保嘉人
矢野 貴章
岡崎 慎司
森本 貴幸
正直な感想。
「まあ、岡田監督らしい選出だな」
「Jリーグ得点王でも選ばれないのかよ」
「怪我人多いけど大丈夫?」
「達也はダメだったかぁ・・・」
「FWは役割かぶる人選だな」
「ドイツの時以上にワクワクしないな・・・」
「勝ち点どころか得点すらも怪しいぞ」
我等が浦和レッズからは安部ちゃん1人だけが選出です。
一時期の「日本代表だらけ」というレッズから考えると寂しいものがあります。
劣勢時のギャンブルとしての達也は大きな武器になると思うんだけどな。
サプライズと言われているのが川口と矢野です。
矢野はJリーグのMVPや得点王を差し置いての選出ですが、現在まで1000分以上ノーゴール中。
よって直接得点を期待するわけでなく、前線での潰れ役として使いそうです。
川口は怪我でずっと試合に出られない状態。
つい最近また怪我していていて、そもそもプレーできるかどうかもわからない状態です。
よって第3GKとしてプレーできる状態
監督はリーダーシップを期待して選出したと言っています。
これからの準備期間もいれると、W杯は約1ヶ月間の長丁場です。
その間、選手やスタッフはずっと一緒なわけで、かなりのプレッシャーとストレスが選手たちにのしかかります。
そのため、チーム内に明るいムードメーカーや面倒見の良いまとめ役が必要となります。
98年のフランスのときは小島、02年のときは中山、秋田といったポジションです。
特に02年の2人をトルシエ監督が発表したときはかなりのサプライズでした。
秋田なんか「え?俺?ほんとに?」って感じでしたし、TV局も秋田の写真は用意してなくて慌ててた覚えがあります。
しかし、当時の選手たちに密着取材したドキュメンタリー「六月の勝利の歌を忘れない」を見ると、その人選が正しかったことがわかります。
トルシエ監督はあんなキャラでしたが、実は日本人のメンタリティをよく理解していたんだな、と思います。
六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント DVD-BOX
さて、その役目を今回は川口に期待するわけですが・・・
彼はそんなキャラだったっけ?
確かに彼は若いときから数々の修羅場をくぐってきたベテランです。
アトランタのブラジル戦や04アジア大会準々決勝のPK戦など、まさに「神が降臨した」というようなプレーを何度も見ました。
いざと言うときの「彼なら何とかしてくれる!」といった絶対的な信頼感は素晴らしいものがあります。
その反面、あまりにもストイックにサッカー道を突き進むため、チームメイトとは相容れずに距離を置く、「熱血過ぎて浮いちゃうタイプ」でした。
プレーで気迫を見せるタイプであり、まとめ役でもムードメーカーでもないと思います。
もっとも最近の彼を知りませんので、歳をとってキャラが変わったのならいいのですが・・・
何はともあれ、このメンバーでW杯を戦うことは決定されました。
緒戦まであと1ヶ月あまり。
たとえ期待がどうであれ、戦う選手たちを精一杯応戦したいと思います。
それ以前に南アフリカの治安は大丈夫なのか!?
本当にW杯は開催できるのか!?
そっちのほうがよっぽど心配です。
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