お知らせ
2024.04.02

4月のマイナー錬その3 メイドカフェでご主人様に!

日記

前回からの続きです。
痛チャリを作ろう 前編


痛チャリを作ろう 後編
痛チャリを作ろう 後編
前編からの続きです。

4月のマイナー錬その1 痛チャリでアキバに行こう!
4月のマイナー錬その1 痛チャリでアキバに行こう!
GWの序盤の日曜日である4月28日、月一恒例のマイナー錬は行われた。

4月のマイナー錬その2 自転車をどこに停めよう?
4月のマイナー錬その2 自転車をどこに停めよう?
前回からの続きです。



ばかやろう!
何が「ばからしい」「はずかしい」「みっともない」だ!
体験したこともない事くせに偉そうに批判するとは何事だ!
と言ってもこれだけではお前らは納得しないだろう。
どうやらここは俺の熱い体験を語って聞かせる必要があるようだな。



s-akiba@home01
熊谷からアキバまで約80kmの道程を超えてやってきた痛いマイナートレイン。
本日のメインの目的は「メイドカフェ突入」である。


s-akiba@home02
入る店はここ「@ほぉ~むムカフェ」だ。
http://www.cafe-athome.com/
が、硬派な俺は正直言ってこんな所に入る輩を軽蔑していた。
アキバは古来よりジャンクでディープな電気街であり、このような2次元の軟弱なものはふさわしくないのだ。


s-akiba@home03
このビルの4~7階がメイドカフェとなっている。
なになに「初めてご帰宅される」だと?
論理的にどう考えてもおかしいだろう。

各階ごとの受付なので、とりあえず6階を選択する。


s-akiba@home04
入り口で「初めてご帰宅されるご主人様ですか?」と聞かれる。
他のメンバーの手前、その論理的矛盾を小一時間追求したい気持ちをぐっと抑えて説明を聞く。
こんな所に入るくらいなら陣見山でも登っていればよかったと後悔する。
なお、ここから先は料理以外は撮影禁止となる



店内に入るとカウンター席とテーブル席がある。
店内には7,8人のメイドがいて、何が忙しいのか知らないが、ちょこまかと店内を行ったり来たりしている。
我々はカウンター席に案内され、そこでメイドから色々と説明を受ける。
入場料は600円で制限時間は1時間、メニューによってはメイドのパフォーマンスが受けられるようだ。
メイドの妙にわざとらしい声が耳につく。
いわゆるアニメ声だ。




こんなところで無駄金を使うくらいなら、裏路地でノーブランド5インチフロッピーでも買ったほうがマシだと思う気持ちを抑え、適当にメニューを選択する。
くだらない気持ちでまわりを見渡すと、けっこうな客数が入っている。
どいつも小金を払ってかりそめのコミュニケーションをとっているのか。
いい歳した大人がアニメ声のメイドに「ご主人様」と言われてデレデレの顔になっているのを見ると日本の将来が不安になる。


s-akiba@home05
そうこうしているうちにまずは銀輪氏のオムライスが来た。
正式名称は「ぴぴよぴよぴよぴよこさんライス」というらしい。
そんな恥ずかしい名前の料理を注文するとは銀輪氏も堕ちたものだ。
何が萌え萌えだ、失望に値する。


s-akiba@home06
続いてK氏のカレーも来た。
正式名称は「わんわんカレーらいちゅ」だ。
「らいちゅ」だと?
「らいちゅ」だと?
「rice」をどう読んでも「らいちゅ」になるわけがない。
こんなものをデレデレと注文するK氏と同じチームとは情けない。


s-akiba@home07-1
そして私が適当に注文した「ご主人様ランチ」が来た。
恥ずかしい名前ばかり並ぶメニューの中で、一番短いものを選んだのだ。
なんだこの適当な組み合わせの食べ物は?
どう見てもお子様ランチだろう。

くだらん、まったくもってくだらん。
こんなものを注文して後悔している俺は「こんな恥ずかしくてくだらねー所、さっさと引き上げて裏路地にでも行こうぜ!」と、店内に響く大きな声で言い放った。







その時、他の3人の目が光った。
hatsu氏の豪腕が嵐のように渦巻いて右顎を強打し、K氏の全体重を乗せたショルダータックルが胸に炸裂し、銀輪氏の稲妻のようなドロップキックが顔面に突き刺さる。
俺はその衝撃に吹き飛ばされて壁に激突した。
薄れ行く意識の中で3人の声が聞こえる。
hatsu氏「萌という字はハジメとも読む。それは花が散り若葉が芽生える事を意味するのだ」
K氏「固定概念を散らせ。その後に芽生える真っ更な若葉のような心で真実を見ろ」
銀輪氏「どんな時でも全力を出し、そして楽しむ。それが俺たちの正義(ジャスティス)じゃないのか?」





その言葉は3人の打撃以上に俺の心に響いた。
そうだ、俺は萌え文化を恥ずかしがり、それを隠すために硬派を気取っていたのだ。
ここはこれまでの固定概念を捨て去り、魂を開放しなければならない。
心の殻を脱ぎ捨てるのは今しか無い。



s-akiba@home07-2
新しい心の目で見ると、先ほどの「ご主人様ランチ」が輝いて見える。


s-akiba@home08
メイドさんがご主人様のために心をこめて形作ってくれたクマさんハンバーグ。
手間がかかってるよね。


s-akiba@home09
これが美味しくないわけがないじゃん!


s-akiba@home10
「萌え」の字が描かれたオムレツ。
それとナポリタン。
これらも洋食の定番だね。


s-akiba@home11
まずはオムレツをパクッと。
描いてくれた字を壊すのが非常に惜しいけど、その分心に染みるよね。


s-akiba@home12
ハンバーグ、オムレツときたらナポリタンだよね。
配膳時に「美味しくな~れ」の魔法をかけてくれたため、美味しさは折り紙つき。
もちろんご主人様も一緒に魔法をかけるんだよ。


s-akiba@home13
チキンライスにはお好みの旗を立てられる。
配膳時してくれたメイドさんが前髪パッツンだったため、これを選択。
可愛い~


s-akiba@home14
萌え萌えパワーが充分に詰まったチキンライス。
80km走ってきた疲労も一瞬で溶け去るぞ。
萌え萌えパキューン!


s-akiba@home15
可愛く彩られたマカロニサラダも。
メイドさんが一所懸命に栄養バランスを考えてチョイスしてくれたんだよね。
嬉しいなぁ~


s-akiba@home16
ハムやチームが星形やハート型になってて、これも食べるのが惜しい~
う~~~~~、萌え萌え萌え~~~~!!




俺の知らなかった世界があった。
いや、目には見えていたが、心では感じていなかった世界があった。
その素晴らしい世界に気づいたのは、ほんのわずかなきっかけであり、ちょっとした心の持ち方のためでもある。
昔のままだった俺の心は、昔とは違う今のアキバにより溶かされた。
開拓者精神(フロンティアスピリッツ)を忘れぬ限り、俺の世界はまだまだ広がるのだ。
萌え萌えになった我々4人(全員いい歳したオッサン)は清々しい気持ちでご出発(退店)したのであった。







は~、ご馳走様でした。
いや~、すごく楽しかったよ!
こういうのは何だね、照れずに大真面目に楽しんだもの勝ち。
勝手に照れて恥ずかしがっていた自分がアホらしいね。
この非日常的な空間をメイドさんと一緒になって思いっきり楽しむ、それでいいじゃないか。

やっぱり体験してみないとわからないことは多いよね。
今回はまだ照れもあって、写真撮影とかゲームはしなかったけど、次回はもっと楽しもう。
hastuちゃん、Kちゃん、ぎんたん、また行こうね!



ちなみに「萌え萌えになった我々4人」は全員いい歳したオッサンであることを付け加えておこう。

     
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肉とジャンクフードをこよなく愛する男。本職は籠原の不動産屋さんです。
【籠原の不動産屋さん】紀ノ国商事株式会社

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コメント

  1. たけ より:

    何時も楽しく拝見させて頂いております。メイドカフェの回、非常に笑かしてもらいました。何時もお店選びの参考にさせて頂いてます。しかしメイドカフェはハードルたかいですね。

    • danielsan より:

      たけさま
      いやいや、ハードルなんて自分の心のなかにあるだけですよ!
      それはちょっと触れれば儚く消える幻影ですよ!
      さあ征くんだ~その顔をあげて~
      ということで気になったら行っちゃいましょう(笑)

  2. 行きずりさん より:

    メイドカフェの食べ物って、全部業務用の1kgパック入りマカロニサラダとか、業務スーパーで売っている冷凍品なんですね・・・。
    って、メイドカフェに一般飲食業やサービス業レベルの事を期待する方がおかしいのでしょうか?
    それにしても熊谷からアキバまで往復160kmとはすごいですね!

    • danielsan より:

      行きずりさんさま
      いいんです!
      例えそういうことを知っていても全力で楽しむのが私たちの正義(ジャスティス)です!
      愛があればどんなもので美味しくいただけます!
      とは言っても、あれで合計1800円は・・・

  3. 銀輪乗士 より:

    こうきたか。序盤から中盤に掛けての心境の変化の表現が秀逸です^^
    エンデューロに向けたエネルギーの充填も、これでバッチリですね。
    ところで、ワンコもクマも鼻毛が出ているように見えてしまうのは拙だけでせうか?
      

    • danielsan より:

      銀輪乗士さま
      まあ、ちょっとの誇張(笑)はありますが、完全にフィクションってわけでもありません。
      萌え萌えパワーでエンデューロを頑張ってきたいと思います。
      なお、私のメイドさんが作ってくれたクマさんを侮辱することは許しません!