前回の続き。
6/19
どう見ても親と同じ大きさの雛たち。
「餌くれ!」の凄い迫力に、親もびっくりです。
体が大きくなりすぎて巣の中の方向転換が大変そうです。
いよいよ限界間近。
6/20
ようやく離陸開始!
朝からとりあえず2羽が飛び立ちました。
最初はちょっと飛ぶのがやっとで、低いところに停まっていました。
「ハァハァ、やっとここまで来た・・・」
でもまだ巣からたった2mのところ。
ちょっと飛んでは休み、飛んでは休みの繰り返し。
私の車に必死でへばりついています。
「うは、ちょっと調子に乗って遠出しちゃったかな?」
それでもまだ巣からたった5mのところ。
ちょっと慣れたのか、まだ飛ばない兄弟たちに自慢しに行きます。
「へへ~ん、もう飛んでるんだもんね!お前らはまだかよ!」
必死で飛んでるくせに偉そうだ。
なんだその壁にへばりついた無様な格好は(笑)
親ツバメは余裕の照明乗り。
残った兄弟も奮起したのか、飛ぶ練習を始めます。
「でやぁぁぁぁぁぁぁ」
と言いながらも結局この日の発進は3羽のみ。
2羽はまだ巣の中でした。
「今日は・・・もういいか?」「まあ、明日頑張んべ」
6/21
あいにくの雨空、でも今日は朝から全員発進しました。
親ツバメと並んでいるのを見ると、子ツバメはずんぐりした体型。
まだ胸に産毛が残っているのがわかります。
そのぽわぽわ、撫でたい!
飛べるようになってもまだまだ子供。
「母ちゃん、餌おくれよ~」「もう自分で獲りなさいね」
親が近くに来ると餌をねだるその姿、まだまだ雛ですね。
ようやく飛ぶのに慣れてきた兄弟たち。
でも飛ぶ体力はまだまだ。
一緒に休んでいます。
「俺たち、なかなかやるじゃん?」「だよなー」「まじやべー」
昼から夕方にかけて、空を縦横無尽しとびまわるツバメたち。
そしてこの日、毎日ここで寝ていたツバメたちは帰ってきませんでした。
糞の落ちていない綺麗な我が家の玄関を見て、なんだかホロリ。
でも全員無事に飛び立って、よかったよかった。
あとは数日間はこの周辺で飛ぶ練習をして、その後旅立ちます。
みんな、よそにいってもしっかりな!