お知らせ
2024.04.02

路線価発表

新聞やニュースやご覧になった方も多いでしょう、7月1日に路線価が発表されました。
テレビなどではレポーター「この土地の1㎡の値段は・・・○○○○万円です!」と言って驚いて見せ、通行人にインタビューするのが定番です。
これだけ見るといかにも土地は高く、値段も上昇しているような感じですが、実際はどうなのでしょう?

まず路線価とは「相続税や贈与税を算定するための課税の対象となる財産の評価方法」として国税庁が定めた価格です。
税金を算定するための基準であるため、実勢価格より低く設定されているのが普通です。
大雑把に言って路線価は公示価格の8割と考えればいいです。
路線価は税務署で知ることができます。
他に土地の価格を知る基準となるのは「公示価格」「基準地価」などがあります。

今回発表された路線価は2008年1月1日のもので、調査から半年遅れで発表されます。。
路線価は全国平均で10%上がりました。
埼玉だけを見ますとは6.3%の上昇です。

これだけですと、景気が回復して土地の値段が上がっているように感じますが、実際にはそんなことはありません。
上昇しているのは都市部のみで、地方は相変わらず下落中だからです。
以前から言われている二極化の傾向はより鮮明になってきました。

ちなみに路線価は1年ほど遅れているといわれています。
調査の時点で半年遅れ、さらに発表で半年遅れるので合計1年遅れというわけです。
1年遅れると、不動産市場だけでなく、生活もかなり変化しています。
そして現在の不動産市場は「サブプライム問題」「原油高」「材料費高騰」などで冷え込み中です。
専門家の意見では「都市部の上昇率はピークを越しているし、地方は下落が続きそう」とのこと。
都市部のミニバブルは弾けたと考えられます。
ですから今後、今のペースで地価が上昇することは考えにくいです。
まあ、埼玉北部にはあまり関係ない話ですけどね。

そして肝心の埼玉北部の話。
今後も二極化の傾向は続くでしょう。
例えば籠原ですと今までのように、駅前や区画整理地内などの人気がある「都市部」は微妙に上昇、それ以外の「地方」では下降となると思います。

路線価などであらわされる地価は
・ずっと土地を持っている人、持ち続けたい人にとっては「上がると困る」
・土地を買いたい人にとっては「上がると困る」
・土地を売りたい人は「上がるとうれしい」
ものです。
今回は上がっているので、売りたい人は喜んでいるかもしれません。
しかし現状は「一見上がっているように見えても、実際には上がってないし、これからは下がる」というものです。
と言うことは売りたい人にとって「地価は上がっているはずだから、自分の土地も高く売れるだろう」と考えても、実際には高く売れないということが考えられます。
全国平均で上昇しているのと、自分の土地の価格は、それほど関係はありません。
自分の土地の価格と推移はしっかり把握しておきましょう。







     
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コメント

  1. ダニエルさん より:

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    百姓oyaziさま
    普通の人は5反も持ってないです(笑)
    持っているのは本当の農家ですし、たいていの農家は「買うどころか売りたい」ようです。
    結局、普通の人は真っ当な方法では農地は買えないですね。
    残念です。

  2. oyazi より:

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    たしか5反以上の田畑持っていれば権利あるのでは?

  3. ダニエルさん より:

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    robinnさま
    農地はどうにもならないですね。
    売りたくても買い手がいない農地はたくさんありますから、売れただけでもすごいと思います。
    私もちょっとした農地欲しいんですけど、農家の資格がないので買うことができないんですよね。

  4. ダニエルさん より:

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    百姓oyaziさま
    土地はどう考えても国のものです。
    買っても、売っても、貰っても、そのまま持ってても税金がかかりますからね。
    所有権と言っても、実際には使用権です。
    いやになっちゃいますね・・・

  5. oyazi より:

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    国道の傍が1.2倍とは知りませんでした。土地は本来国の物と決めての相続税なんでしょうね。自分の土地を親が死ぬと税金払うシステムは><市街化なんて持ってたら大変ですよ相続!