藤岡市本郷「鶴商文庫」の煮込みバーグとカレーチーズバーグ

2週間前の金曜日にも行きましたが、なんとかもう一度行きたいと思っていた鶴商文庫。
今週の火曜日にも行ったんだけど、その日は臨時休業で涙を飲むことに。
そして今日、再び聖地へ。
これが個人的に本当の最終日、ファイナル鶴商となります。

連日の大行列はどんどんエスカレートしている。
こりゃあ最後の土日は凄まじいことになりそうだ。

並んで待ってようやく着席。
さあ、最後を飾るのは何と何にするべきか？
一番好きなのは・・・煮込みバーグだ。
ひとつはそれに決定。
もう一つは・・・うん、ここはカレーチーズバーグでいってみよう。
万感の想いを込めてオーダー。

長いようで短かった待ち時間の末、「煮込みバーグ」と「カレーチーズバーグ」が到着。
余裕で1ポンド超えのハンバーグがダブル、ポンド＆ポンド状態。
前回はこの上にライスを注文したのでメッチャクチャきつかったっけ。
だから今回は余裕を持ってハンバーグのみでいこう。

一緒に行ったひーくんも「ガーリックバーグ」「ベーコンエッグバーグ」のダブルバーグオーダー。
うはっ、容赦無いニンニクとベーコンエッグの量！
2人合わせて4ポンド超え、凄いことになったぞ。

さあ、最後の鶴商ハンバーグ、戦闘開始(コンバットオープン)だ。
いつものようにフォーク一本でガンガン食べ進めていく。

大きく厚い柔らかいハンバーグは熱々。
これまでのここでの食事を思い出しながらじっくり味わおう。
初めて来た時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。

どのハンバーグを食べても美味しくてなぁ。
メニューには他にもカレーやパスタもあるんだけど、結局いつもハンバーグだったっけ。

ひとくち食べるごとに確実に逃れようのない終焉へと近づいていく。
詰まっていく胃袋とは反対に胸は寂しさが増し続ける。

これが最後か・・・
いや、涙を見せてはいけない。
肉汁と脂に応えるのはヨダレと胃液であるべきなのだ。

デヤァァァァァ！！！！
店内に轟く悲鳴に似た哀しき咆哮と共にハンバーグの最後の一切れが口の中に消えた。
最後の一口は妙にしょっぱかった。

締めはなんとなくメロンソーダで。

感謝と労いの言葉を述べて支払いを済ませて店の外へ。
レシートの「またのご来店をお待ちしております」に思わず堪えていた涙がこぼれてしまう。

ありがとう鶴商文庫、大好きな鶴商文庫。
群馬県藤岡市の鶴商文庫は平成27年10月25日をもって閉店します。
肉食獣たちの脂と肉汁が混じった涙は当分の間流され続けることでしょう。