熊谷のグルメ

熊谷市広瀬「蕎麦家 あぜ」の二種盛りと石臼手挽きそば

2010年8月30日

・そば」の看板を出している店は経験上、うどんがメインで豊富なメニューの店が多い。
店はいかにも大衆食堂という雰囲気で、丼物や定食やセット物も充実し、価格は比較的安めのイメージだ。
「そば・」の看板を出している店は経験上、蕎麦がメインで洗練されたメニューの店が多い。
店は綺麗でお洒落な雰囲気で、こだわりの蕎麦一筋って感じで余分なメニューはなく、価格は比較的高めのイメージだ。
だから私はガッツリ食べたいときは「・そば」へ、蕎麦を食べたいときは「そば・」へ行くようにしている。


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今回は熊谷市広瀬にある「蕎麦家 あぜ」に行ってみました。
ここは昼は「蕎麦家 あぜ」、夜は「酒膳・畔」になるというお店です。
この日もかなり暑かったので「こんどこそ冷たいそばでも!」と思ってやってまいりました。


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まず出されたそば茶が美味しい!
まろやかでむにゅ~とした味わい、言葉で表現するのが難しいところです。
そば茶ってこんなに美味しいの!?とビックリしてしまいました。
このそば茶は店内で購入できます。
蕎麦を揚げて塩をまぶしたお通しも美味。


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そば茶で落ち着いたところでメニューを見ると・・・
むう、そばが数種類あるだけの洗練されたメニューだ。
定食もセット物も無い。
しかも夏は冷やしそばのみ!
OKOK、ここでカレーうどんやカツ丼があったらまた迷ってしまうところだった。
今日は蕎麦と決めてたんだ。
それじゃあ・・・コレとコレでいこう。


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二種盛りは黒めの田舎蕎麦と白めのさらしな蕎麦の2種類が盛ってあり1150円。
つなぎを使わない蕎麦粉100%の十割蕎麦で、水は秩父の天然水を使用。
太さは細目かな?
田舎蕎麦は蕎麦の風味を、さらしな蕎麦は食感を堪能できます。
なお、さらしな蕎麦は白くて透明感もあるため、写真の調整がうまくいきません(汗)


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正直言って蕎麦の良し悪しなんて良く分からない貧乏舌の私ですが・・・これは美味いぞ!
素直に美味しいと感じます。
こうなると薬味の葱や山葵ですら不要だと感じる。
箸で蕎麦を一口取り、ちょっとだけ汁をつけて食べる。
コレが一番美味いと思う。


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パッと見では「うへ、こりゃ足りないぞ・・・」と思ったが、食べていくと意外と量はある気がします。
蕎麦はうどんのようにガツガツ食べるものではなく、ちょっとずつ味わって食べるもの。
そのため食べるのに時間がかかり、量を食べなくても充分に満腹感を得られるということでしょう。


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石臼手挽きそばは土日祝日限定で1100円。


ああ、美味しかった。
蕎麦って量の割には高いので、室より寮を重視しがちな私のような人種ではちょっと敬遠してしまう食べ物。
でもやはり、美味いものは美味いし、その値段に見合った価値があるのだと実感しました。
蕎麦湯も美味かったし、満足満足。
こうなると、いままで敬遠がちだった蕎麦屋さんにも行きたくなってくるぞ。


そもそもうどんと蕎麦は、「麺を茹でる」という工程だけは共通しているが、全く別物の食べ物だと思う。
うどんはどんな味付けにも対応できるオールマイティーなヤツ。
カレーでもいいし、サラダにしてもいいし、辛くしても焼いてもいいし、もちろん単なるつけ汁だけでもいける。
どんな相手とも組めるその懐の広さは尊敬に値する。


蕎麦は逆に己の完成度だけでひとつの宇宙を構成する孤高の存在。
蕎麦と最低限の汁、これだけでいい。
それだけでひとつの世界であり、すべてを表現している
余計な味付けはまさに蛇足、ジオングの足である。


そんなことを考えながら帰ったら、すぐにお腹がすいてきました。
やはりあの量では足りなかったか。
でも何かを食べて蕎麦の余韻を消すのはもったいない。
ここはひとつ、我慢するとしよう。


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  • この記事を書いた人

ダニエルさん

肉とジャンクフードをこよなく愛する男。本職は籠原の不動産屋さんです。 【籠原の不動産屋さん】紀ノ国商事株式会社

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